【手軽なのは? 長持ちするのは??】失敗しないコーティング剤の選び方

【手軽なのは? 長持ちするのは??】失敗しないコーティング剤の選び方

 車の「コーティング剤」は、愛車を長く綺麗に乗り続けるために欠かせないもの。

 ただ、カー用品店には、様々な種類のコーティング剤が置かれているため、「何が違うのか、どれを選べばいいのかわからない…」という方も多いでしょう。

 また、「コーティングをしても効果が感じられない」、「手間がかかって大変」、「自分の車に合ったものが分からない」など、コーティング剤に関する悩みや不満は尽きないもの。 

 そこで、本記事では「満足できるコーティング剤の選び方」を、元カーディーラー営業マンだった筆者の経験を元に解説します。

文:佐々木亘
写真:Adobe Stock


意外と異なるコーティング剤の「種類と効果」

手間や効果、持続力など種類によってコーティング剤の特長は意外なほど違う(写真はイメージ)

 筆者がカーディーラーマンをしていた当時、お客様から寄せられた、コーティングについての不満は、主に以下のようなものでした。

【1】ボディのコーティングは時間と労力がかかる。洗車するごとに大変なコーティングをするのは嫌なので、手軽に行えるものが良い。

【2】コーティングをしているのに効果が実感できない。雨の日に効果がはっきりと分かるようなコーティングが良い。

【3】せっかくコーティングをしているのに、雨染みが付いてしまった。洗車は面倒なので、綺麗な状態を持続できるものが良い。

 このように、「コーティング剤」と言っても、ユーザーによって求めるものは違い、また、ボディの色などによっても、選ぶ商品は変わってきます。

 コーティング剤は大きく分けると、ポリマー・フッ素・ガラスの3種類の被膜があり、水の弾き方にも撥水性と親水性の2種類があります。

 この中から、洗車の頻度やボディカラーによって、ご自分の求める性能に合ったコーティング剤を選ぶことが重要です。

手軽なコーティング剤派には「ポリマー系ガラスコーティング」

 ポリマー系コーティング剤のメリットは、簡単な作業で手軽にコーティングができる点。

 乾燥状態の綺麗なボディで施工する必要はなく、洗車時の拭き取りの際、同時にコーティングできるものがほとんどです。

 スプレーボトルにコーティング剤が入っており、カーシャンプーで汚れを洗い流したあとの車に、濡れたままでコーティング剤を散布し、洗車後の拭き上げと一緒に拭き取ります。

 簡単に施工できる反面、コーティングの効果は短いので、洗車を頻繁にする方におすすめです。

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スプレータイプでムラが起きにくく、洗車後の水が残った状態でも施工できる優れもの。洗車ごとに施工すると被膜がより強固になり、効果が強くなる
スプレータイプでムラが起きにくく、洗車後の水が残った状態でも施工できる優れもの。洗車ごとに施工すると被膜がより強固になり、効果が強くなる

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