成功する時はメガヒット作になる!
では逆に大成功したモデルはというと、初代シビック(1972年~)、アコード(1976年~)、初代CR-V(1995年~)、初代フィット(2001年~)。
■成功作:初代シビック(1972年7月発売)
グローバルモデルではこの4台が成功作の代表だ。シビックとアコードはCVCCエンジンの開発成功という技術的勝利が原点になっている。
■成功作:初代アコード(1976年5月発売)
■成功作:初代CR-V(1995年10月発売)
CR-Vはコンパクトな都会派SUVの元祖的存在。RAV4のほうが少しだけ時期が早いが、この2台は現在でもSUV世界販売台数NO.1の座を争っている。
そして2001年に登場したフィットはコンパクトなボディながら、センタータンクレイアウトによる広い室内空間でベストセラーモデルとなり、まさに初代シビックの再来ともいえる大ヒットだった。
■成功作:初代フィット(2001年6月発売)
国内向けモデルでは、オデッセイ(1995年~)、ステップワゴン(1996年~)、N-BOX(2011年~)。
■成功作:初代オデッセイ(1994年12月発売)
この3台のヒットが突出している。オデッセイは初の乗用車感覚のミニバン。アコードの生産ラインを使わざるを得なかったことで全高が低くなり、瓢箪から駒で成功した。
ステップワゴンは極限のスペースユーティリティを目指した5ナンバーミニバンの元祖。N-BOXはその軽自動車版と言っていい。
そして、N-BOXの現行モデルの大ヒットはご存じの通り。 3年連続国内販売台数No.1&5年連続軽販売台数No.1を達成している。
■成功作:初代ステップワゴン(1996年5月発売)
■成功作:初代N-BOX(2011年12月発売)
販売台数ではなく、クルマ好きホンダファンの見地からは、初代NSX(1990年~)、ビート(1991年~)、S660(2015年~)。
特にビートとS660の2台は外せないだろう。どれもホンダらしい思い切りが炸裂したミドシップスポーツカーで、他社にはマネができない。
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