トヨタ ルーミーはなぜ8年半経っても販売ランキング上位に喰い込むのか? 人気の秘密とは? ライバルは? 新型はどうなる?

新型ルーミーの発売は早ければ2027年?

搭載されるパワーユニットは1.2L、直3+モーターになる可能性が高い。低燃費に期待(ベストカー編集部作成の予想CG)
搭載されるパワーユニットは1.2L、直3+モーターになる可能性が高い。低燃費に期待(ベストカー編集部作成の予想CG)

 なおルーミーは発売されて8年半を経過するため、次期型の開発も進められている。新型ムーヴと同様、ダイハツの認証不正問題により、発売が延期された経緯がある。販売店では「新しいエンジンやプラットフォームを使った新型ルーミーは、おそらく2025年の末から2026年には何らかの発表があるのではないか」とコメント。

 現行モデルのパワートレーンは、ダイハツ製の排気量1L、直3エンジンで、WLTCモード燃費はターボ版が16.8km/L、NA版が18.4km/L。ちなみにヤリスは1.5L、直3NAエンジンで21.3km/L、ロッキー/ライズが1.2L、直3、NAエンジンで20.7km/L、現行のロッキーe-スマートハイブリッドは28.0㎞/Lだから、新型トール&ルーミーに積むことになればそれ以上の燃費になることが期待される。

 新型トール&ルーミーのハイブリッドシステムは、トヨタのシリーズパラレル式ハイブリッドではなく、ロッキー&ライズで採用されたシリーズハイブリッド、e-スマートハイブリッド搭載モデルのみとなる。エンジン排気量はロッキー&ライズと同じ1.2Lもしくは1Lのどちらかになるだろう。

 新型トール&ルーミーの発売は、ダイハツの認証不正問題の再発防止策として発表された「開発スケジュールを従来比1.4倍とした標準日程を制定」や「法規認証室(試験グループ)の人員を2023年1月比7倍へ増員」ということもあり、急がずにしっかりとしたクルマ作りが行われるだろう。

 こうしたことを鑑み、発売時期は早ければ2027年秋頃になると予想。新生ダイハツが作るルーミー&トールに期待して待ちたい。

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