アメリカでは軽自動車は走っていい?
アメリカにおいて、日本の軽自動車を合法的に公道で走らせることができる州は存在しますが、その対応は州ごとに異なります。ここでは、2025年時点の情報に基づき、「合法な州」「制限のある州」を挙げていきましょう。
軽自動車が合法(または比較的寛容)な主な州は以下の通りです。これらの州では、25年ルールに基づいた右ハンドル軽自動車の登録・公道走行が比較的スムーズに行われています。
・フロリダ州:日本車の輸入車が盛んで軽トラックなどの登録例が多い
・レキサス州:農業・郊外地での活用が多く、軽自動車に寛容
・カリフォルニア州:CARB規制が厳しいが25年超の車両ならクラシックカー扱いで登録可能
・ワシントン州:自動車文化が成熟しているビートなどの登録例あり
・ネバダ州:登録が厳しくなく軽自動車ファンが多い
・アリゾナ州:乾燥地で車体が長持ちするため中古車市場も活発
条件付きまたは制限付きで合法な州では、軽自動車の登録は可能でも制限あり/厳格な書類審査などが設けられています。
・ミシガン州:使用地域が限定される場合がある(私有地・農地など)
・イリノイ州:一部地域でも右ハンドル車に対する保険条件が厳しい
・ノースカロライナ州:行動走行には詳細な認証書類が必要
・モンタナ州:企業名義登録が多く、個人名義は審査がある
編集部まとめ:日本発の技術が欧州の未来を変える?
タバレス会長の発言は、日本の軽文化が“ガラパゴス”ではなく、“先進”であるということを改めて示したとも言えます。実際、軽自動車の技術は非常に高度です。衝突安全性、燃費、快適性など、日本のエンジニアリングの粋が詰まっており、それを低価格で実現している点は他国にはない価値です。
その一方で、日本における軽自動車優遇税制はなくしてほしくはありません。特に地方では大事な庶民のアシとなっているからです。例えば自動車税は年間1万800円に対し、1Lのコンパクトカーは年間2万5000円。自動車重量税も軽自動車の6600円に対し、1万6400円とかなり違います。
もし、スズキやダイハツが欧州に進出。もしくはステランティスが日本メーカーと連携し、“欧州版軽”を生み出すことができれば、それは単なる低価格車ではなく、生活の質を高める新たなモビリティとして評価されるはずです。軽自動車が世界基準になる日は、もうそこまで来ているのかもしれません。
ぜひ日本でも、スバル360やマツダR360クーペをBEVとして現代に復活させてはいかがでしょうか?


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