いよいよ1年で最もクルマが売れる3月決算期に突入。話題の新車の“値引き”を暴くため、特別に結成された覆面調査班が、ディーラーに潜入だ。ターゲットは今年1月に発売されたばかりの新型スイフト。
発売まもない新型スイフトの値引きは渋いのか? それとも意外に太っ腹!?
文/写真:覆面調査班
ベストカー2017年3月10日号
都内某ディーラーで潜入調査開始
今回、足を運んだのは都内某所の比較的規模の大きなスズキディーラー。
軽自動車からスイフトへステップアップを狙っているお客を装い、実家所有のムーヴで直撃を試みた。
ディーラー内の駐車場にクルマを入れると、すぐに人がよさそうな30代の営業マンが小走りでやってきた。
新型スイフトを見に来たと伝えるとすかさず、「いまRSハイブリッドの試乗車がありますので、ご試乗いかがですか?」と畳みかけてきたが、まずは話が聞きたいのでとテーブル席に座る。
売れ筋はRS。なかでもハイブリッドが人気
さっそく飲み物は何がいいか聞かれ、すぐにコーヒーを持ってきてくれた。
「雑誌やホームページなどでスイフトはごらんになりましたか? スイフトは大きくわけてRSと標準グレードの2種類がございまして、RSはヨーロッパの石畳やアウトバーンで鍛えたサスペンションです。
欧州車のようなしっかりとした味付けとなっております」
担当:どのグレードを選ぶ方が多いのですか?
「現在の人気は、RSですね。パワートレーンはガソリンの1.2L、1Lターボ、1.2Lのマイルドハイブリッドがございます。
いまRSを選ぶ8割以上の方がRSハイブリッドを選ばれています。JC08モード燃費は27.4km/Lですが、そうですね、実燃費は高速道路が20km/Lくらい、都内の街中ですと15~16km/Lくらいですね」
注目の値引きは残価設定ローンか否かでも金額に違いあり
いよいよ大詰め。値引き額についても迫ってみる。
「お薦めはRSハイブリッドにデュアルセンサーブレーキサポートが付いたセーフティパッケージ装着車です。価格は180万9000円となります。残価設定ローンの「かえるプラン」ですと、実質年率1.9%で支払い総額221万706円、通常ローンですと実質年率6.9%、支払総額224万9506円です。
通常ローンでは値引きは5万円程度ですが、残価設定ローンですと値引きはほぼなしです。納期は誠に申し訳ございませんが、1カ月ほどお待ちいただいております」
ノートe-POWERやデミオのことを話しても、スイフトに自信があるのかまったく動じない。しかし、知識豊富でわかりやすいセールス氏だった。
思わず判子を押す気分に。
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