ジムニーノマドの受注再開まであと50日!! 価格と改良内容が判明か!? 17.6万~27.5万円と大幅アップ!!!

ジムニーノマドの受注再開まであと50日!! 価格と改良内容が判明か!? 17.6万~27.5万円と大幅アップ!!!

 2026年1月30日に約1年ぶりに受注が再開されることが発表となったジムニーノマド。ディーラーからの情報では1型から2型となり、改良内容と価格がわかったので報告しよう。

※本企画はメーカーからもたらされたものではなく、筆者がディーラーを取材して執筆したものです

文:渡辺陽一郎/写真:ベストカーWeb編集部、スズキ

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ジムニーノマドは受注再開してもまた買えない?

2026年1月30日に受注が再開されるジムニーノマド
2026年1月30日に受注が再開されるジムニーノマド

 ジムニーノマドは、2025年1月30日に発売したが、わずか4日間ほどで約5万台を受注し、受注が停止となった。おそらく日本車史上最速の大量受注になったのではないか。

 そしてジムニーノマドは、インドの工場で生産されるスズキ製の輸入車だから、発売時点では1か月当たりの目標販売台数が1200台と少なかった。1か月の輸入台数が1200台では、約5万台を納車するまでに3年半を要する。そこで発売直後の2025年2月初旬に、慌てて受注を停止したわけだ。

 この受注停止は今も続くが、スズキでは2025年7月から、日本仕様の生産台数を約3300台に増やすと発表した。この効果で納車のペースも早まり、2026年1月30日から、受注を再開すると発表している。

 販売店に今後のスケジュールを尋ねると以下のように返答された。

 「2026年1月下旬に受注を再開することは、スズキから聞いている。しかし正確なスケジュールは分からない。長年にわたって付き合いのある数人のお客様からは、ジムニーノマドが受注を再開したら、真っ先に注文を入れてくれ、といわれている。以前(2025年1月下旬から2月初旬)のように、短期間で受注が増えて、納期も遅延して締め切る可能性もある」。

 それなら、ほかのメーカーのように、抽選でユーザーを決めることもあるのか?「それも分からない。日本仕様の生産規模は(1か月当たり3300台に)増やしたが、この前のように5万台も受注すれば、納期が1年を超えてしまう。納期遅延を避けるために、抽選にするかは未定だ」。

受注台数が5万台を超えたジムニーノマド
受注台数が5万台を超えたジムニーノマド

 今の状況を考えると、ジムニーノマドを買いたいなら、早い時期に販売店に出かけて購入の意思を伝えたい。そうすれば今後の受注方法なども聞くことができる。

 また販売店や販売会社によって、ジムニーノマドの購入を希望するユーザーの数が違うことも考えられる。自宅付近の販売店で「既に購入希望者が多く、受注できるか分からない」といわれても、近隣の別の店舗、できれば販売会社の異なる店舗にも問い合わせたい。受注がスムーズな販売店が見つかるかもしれない。

受注再開後のモデルは一部改良された2型

改良の内容は安全装備の進化が中心。ACCはATが全車速追従型となった
改良の内容は安全装備の進化が中心。ACCはATが全車速追従型となった

 2025年10月、3ドアボディのジムニーとジムニーシエラの一部改良が行われた。衝突被害軽減ブレーキが最新鋭のデュアルセンサーブレーキサポートIIに進化して、クルーズコントロールも追従機能付きになり、ATは全車速追従型だ。

 ジムニーノマドの安全装備と運転支援機能は、以前はジムニー&ジムニーシエラよりも先進的だったが、2025年10月の改良により追い越された形となった。

 受注を再開するジムニーノマドは、ジムニーやジムニーシエラと同様の改良を施すのか、それとも実施しないのか。2025年12月上旬に、販売店やメーカーの関係者に尋ねると「現時点では分からない」と返答されたが後日、取材を進めるうち、改良内容はジムニー&ジムニーシエラに準じたものになるとわかった。

 改良内容は、デュアルセンサーブレーキサポートIIをはじめ、4速AT車の全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールや後方誤発進抑制機能を標準装備。

 そのほか、フロントロアグリルの意匠変更、カラーメーターディスプレイ、バックアイカメラ付ディスプレイオーディオ・スズキコネクト対応通信機能付きディスプレイオーディオ[9インチHDディスプレイ、AM/FMラジオ・スマートフォン連携機能付き、Bluetooth対応]、バックアイカメラ、USB電源ソケット(対応ディスプレイオーディオ接続用)などが設定される。

装備類も充実。価格は5速MT、4速ATともに292万6000円。5速MTは27万5000円のアップ、4速ATは17万6000円のアップとなった
装備類も充実。価格は5速MT、4速ATともに292万6000円。5速MTは27万5000円のアップ、4速ATは17万6000円のアップとなった

 気になるのはジムニーノマドの価格。ジムニーの一部改良では5MTと4ATで約10万円の差があったが、同価格となった。価格アップは、ジムニーが15万8400~26万5100円。ジムニーシエラが21万100~30万9100円。安全装備の標準化と原材料費高騰分が上乗せされた形だ。

 ジムニーノマドの価格は5速MT、4速ATともに292万6000円。5速MTは27万5000円のアップ、4速ATは17万6000円のアップとなった。

 なお販売店に納期についても聞いてみたが「ジムニーとジムニーシエラの納期は、以前は約1年だったが、最近は6か月前後に縮まった」という。

 ジムニーノマドは、2025年7月末から8月末にかけて出荷停止が起ったが、9月以降は4000台レベルに復活している。

 1型のジムニーを受注しているユーザーに向けて2型に切り替えるか案内をするディーラーや一度受注したシエラからノマドへ切り替えたほうが納期が早くなるケースもあったりと、今後の動向に目が離せない。

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