出るのが後10年20年遅かったら!? 今売ったらバカ売れだったかもしれないクルマ3選

ホンダエレメント:2003年4~2005年12月

2003年4月に発売されたエレメントは、新たな価値の創造を目指してホンダが導入した新感覚のSUVだった
2003年4月に発売されたエレメントは、新たな価値の創造を目指してホンダが導入した新感覚のSUVだった

 クルマがどんどん丸みを帯びている今、上の画像を見ただけで「四角いね~」と率直に感じるホンダエレメント。今見ても当時も、強い個性は変わらず!

 ホンダのアメリカ法人でデザイン、生産され、アメリカからの輸入として販売。そのアメリカでは日本導入前の2002年から販売されていた。

 そして、エレメントのコンセプトは「ライフガード・ステーション」。海辺にある、ライフセーバーが海水浴する人やサーファーたちを見守る基地(小屋)。

 当時のアメリカの若者にとって、ライフガード・ステーションは自由な生き方の象徴であり憧れの対象。だからして、エレメントも「自由な生き方全開!!」なクルマ。

10フィート(約3m)のサーフボードを積めるよう室内設計されている。全長4300mmだから、素晴らしいパッケージング
10フィート(約3m)のサーフボードを積めるよう室内設計されている。全長4300mmだから、素晴らしいパッケージング

 その表れが、まずはデザイン! 基地らしく、塊感のある四角いカタチは他に似るものがなくインパクトにあふれている。ボディ下部に新開発の樹脂製パーツをはめ込んだデザインも、ギア感がみなぎっており、2003年当時は斬新だった。

 見どころは多々あるが、エレメント最大の特徴は両側観音開きのサイドアクセスドアだろう。左右の前後ドアがガバっと開く様は、当時はもとより今でも絶大なインパクトを放つエレメントのアイデンティティとなっている。

 ドアを開けたときの光や風が一瞬のうちに迫ってくる感覚は、他のクルマにはないものであり、これだけでエレメントを選ぶ理由になり得る要素でもある。しかも、このサイドアクセスドアはフロントが最大78度、リアは90度まで開き、すべて開くと高さ1140mm、幅1550mmという大開口を実現する。

 大きく開くのはドアだけではない。テールゲートは上下分割で開く構造とし、上下を開けた状態では高さ1025mm、幅1110mmというミニバンを凌駕する広い開口を確保している。

こんなに開くクルマそうそうない
こんなに開くクルマそうそうない

 しかも上下が分割して開閉できるので、小さな荷物だけなら上部ゲートを開けるだけ、荷室フロアと一直線につながっているロアゲートを開ければ大きめの荷物もスムーズに出し入れできる。

 2003年当時は「デカい。やっぱアメリカ製だね」と思っていたが、どんどんクルマが大きくなる昨今、エレメントのサイズ感はちょうどいい頃合いにも感じる。

 今のホンダラインナップにはない、楽しくて超個性的な「コンパクトSUV」になると思いますよ、ホンダさん!!

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