■走りも楽しいし帰農もできる軽トラも魅力的!
いま、「軽トラ」こと軽トラックが大注目だ。よく見ればクールでカッコいいし、軽トラを買えば、「農園を借りて趣味の農業を始めてみよう!」という気にもなりやすい。最近の軽トラは上級グレードを選べば快適性も高く、安っぽさはまったくない。
軽トラにはMTがしっかり生き残っているから、MTを選べばさらによし。加速は相変わらず遅めですが、遅い軽トラをMTを駆使してスムーズに走らせるだけで、クルマ好きの趣味として成立する!
駆動方式も多様だ。絶版間近のホンダ アクティはミドシップ、旧スバル サンバーはRRで、それぞれ「農道のNSX」、「農道のポルシェ」との異名を取る。
リクライニングシートが欲しければ、ハイゼットジャンボとスーパーキャリイがある。ホントの農家じゃないかぎり、荷台の広さはそんなに必要ないので、キャビンは広いほうがいいから、ジャンボ系は一挙両得。軽トラに乗るオッサンは、周囲からも一目置かれるはずだ!
■見栄とゴルフエクスプレスを兼ねた先行車追従クルコン付きセダン
中高年の趣味の代表といえばゴルフ。ゴルフ場では相変わらずセダンが主流にで、ミニバンや軽など世の中の主流のはずのクルマが超少数派という、日本に残された数少ないオッサン帝国でもある。
ただ、ゴルフ場は市街地から遠いので(特に首都圏の場合)、ロングドライブが得意なディーゼルエンジン搭載車が向いている。ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が付いていれば、行き帰りの高速巡行もラクチンそのもの。渋滞も怖くない。
手前味噌で恐縮ですが、私の愛車は、ACC付きの先代型BMW 320d。別にBMWじゃなくてもいいんです。メルセデスのCクラスでもいい。いずれにせよBMWやメルセデスは、男の見栄のひとつの終着駅じゃないでしょうか?
男として生まれて、憧れのドイツ車でゴルフへ行くというのは、昭和的価値観における王道。どっちも先代モデルなら、100万円台でラクに買える。クルマとしての満足度も非常に高い。
■車中泊の可能性と節約&安全を兼ねた軽ハイトワゴン+α?
50代になり、これから新しい趣味を始めようと思っても、何をしていいかわからないものです。私にもわかりません。でもクルマ好きなら、クルマで遠くに行くことを考えただけでワクワクする。車中泊は憧れの境地だ。
それを実現してくれそうに思えるのが軽ハイトワゴン! なにせ世にあふれかえっておりますので、どこかエンスージアスト的なクルマ好きにとっては、「大衆に紛れるヨロコビ」みたいな部分が新鮮ではないだろうか。
たいていの軽ハイトワゴンが車中泊に対応しておりますが、個人的には、シャシーにDNGAを採用したダイハツのタントが最も走りがいいと思っております。あんなに頭でっかちなのに、重心が低くてコーナリングも安定しまくり! 本当にビックリする! カーマニアの密かなヨロコビですね。最新の軽なら安全装備も充実してるので、70代まで安心安全だ!
もうひとつだけ提案させてもらうなら、生きた証としてのフェラーリやポルシェです。最終的にはここに戻ってしまいましたが、値上がりも期待できるので、老後の備えの投資も兼ねて、人生の最後っ屁としていかがでしょう? リスクもゼロではないですが、リターンはすさまじい。株を買うようなものだと思えば気もラクになる。いざとなったら売ればいーんだし。
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