生産終了になる前に必ず乗っておけ! 今こそ狙いたい絶滅危惧種5選

絶滅寸前のVIPカーが欲しいなら、5代目シーマの中古車を狙うべし?

生産終了になる前に必ず乗っておけ! 今こそ狙いたい絶滅危惧種5選
VIPカーの代名詞のような存在だったシーマ。価格も823万1300円~933万1300円と、堂々たるもの。2019年の先進安全装備を拡充が事実上の最後の仕様変更となった

 3月末に「2011年の夏で生産終了」と報じたられたシーマ。1988年1月に登場するやいなや“シーマ現象”という言葉が流行するほどの人気を獲得した初代モデルは、最近では女優として活躍する伊藤かずえさんの所有車がフルレストアされて大きな話題にもなった。

 そんなシーマは1991年、1996年、2001年、2012年と4度のフルモデルチェンジを実施。5月21日で10周年を迎える現行の5代目は、VIPカーたる威厳を放つ高級感と存在感にあふれたエクステリアや最上級のホスピタリティと広くて快適な室内空間をサポートするインテリアが、まさに日産のフラッグシップセダンと呼ぶに相応しい仕上がり。

 レスポンスに優れた走りと低燃費を両立するシンプルかつ高効率な1モーター2クラッチ方式インテリジェントデュアルクラッチコントロールを採用したハイブリッドシステムも好評を博した。

 昔も今もVIPカーの象徴として君臨してきたシーマは今後、中古車市場でその余生を過ごすことになりそうだが、旧モデルは見栄が張れて財布にやさしいコスパ抜群の中古車として人気なだけに、5代目も中古車相場がこなれるのを待ってから買うのが吉かも!?

ホットハッチならではの“軽い・速い・安い”の三拍子揃ったスイフトスポーツ

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テンロクスポーツの雄、スイフトスポーツだったが、2017年に登場した3代目は1.4リッター直噴ターボエンジン搭載車に。とはいえ、ホットハッチのDNAは健在。小気味のいい走り見せてくれる

 軽量コンパクトなボディに高性能エンジンを搭載して、スポーツクーペ顔負けの走りを披露したホットハッチ。1980年代に多くの名車が誕生したこのカテゴリーも絶滅の危機に瀕している。

 しかし、イマドキのクルマも捨てたもんじゃない! 往年のクルマ好きも納得の“現代版ホットハッチ”たるスペックを誇るのが、1トンを下回る車体に最高出力140psの1.4リッター 直噴ターボエンジンを搭載したスイフトスポーツだ。

 基本性能の向上や軽量化を実現した新プラットフォームや新開発サスペンションの採用で、高い動力性能とハンドリング性能を発揮するスイフトスポーツ。トランスミッションもクロスレシオ化とショートストローク化でダイレクトなシフトフィールをもたらす6MTや、専用のチューニングを施した6ATもスポーティな走りをサポート。

 安全装備も充実しており、スズキ初採用の車線逸脱抑制機能をはじめ、単眼カメラとレーザーレーダーで前方の歩行者やクルマを検知して衝突時の被害を軽減するデュアルセンサーブレーキサポートもオプションとして用意。それでいて、約200万円というロープライス設定はお買い得と言わざるを得ない。

N-ONE RSは往年のクルマ好きの物欲も刺激する唯一の軽ホットハッチ

生産終了になる前に必ず乗っておけ! 今こそ狙いたい絶滅危惧種5選
アルトワークスなき後、軽ホットハッチの最後の砦となったのはN-ONE RS。FFターボと6MTの組み合わせは軽自動車初となる。価格は199万9800円也

 2021年12月のフルモデルチェンジで9代目となったアルト。しかし、このフルモデルチェンジはアルトワークスの生産終了という悲報も同時にもたらした。これで軽ホットハッチと呼べるモデルはN-ONE RSのみに……。

 先述のコペンと同様、最後の砦となったN-ONE RSは2017年2月に行われたマイナーチェンジの際に精悍かつスポーティなグレードとしてラインナップに追加。走りのポテンシャルを感じさせる流麗なフォルムに、アクセントとして赤を取り入れたインテリアで操る喜びを表現した一台には660cc DOHCターボとパドルシフト付CVTとの組み合わせが採用された。

 2020年11月に行われたフルモデルチェンジでは、軽自動車のFFターボエンジン車として初の6MTモデルを設定。“心躍る楽しさを持つ、軽快快適ツアラー”をコンセプトとした、ショートストロークでありながらも軽さと心地良い重さを感じさせる独自のシフトフィールが鋭い加速と軽快な走りを両立。

 加えて、操作のしやすさを追求したインパネシフトノブはS2000ベースの専用デザインという心憎い演出もなされており、そのホットな走りも含めてクルマ好きの物欲を刺激して止まない一台となっている。

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