■楽しいグリコ商品の数々がルーフに!
具体的には、ボディサイドに鮮やかな虹が描かれており、これはホンダデザインセンターの浅井啓輔氏によると、「集まった子どもたちのスケッチを見ると、多くの作品で虹が描かれていました。これはぜひ2代目のデザインに盛り込みたいと思いまして」との理由で採用された。
また、外観デザインで特徴的なのは何といってもルーフ部に設置されたグリコ商品の数々だ。ジャイアントコーンやビスコにポッキーなどのほか、アーモンドやキャラメル、チョコレートがあふれんばかりに盛られている。
実際にグリコワゴンの製作を担当したシバックス横浜開発センター長の西岡大輔氏によると、「実物比でキャラメルが24倍でビスコとアーモンドが20倍、ポッキーは16倍、ジャイアンコーンは8倍と大きさを変えています。リアルに見えるようにこだわりを持って製作しました」という。
そして2代目グリコワゴン車内のハイライトが、リアゲートに仕掛けられたコミュニケーション用の大きな顔のディスプレイだ。この顔が子どもたちの会話に反応して表情が変わるようになっており、両手で差し出すように子供たちにお菓子を渡すようになっている。
この仕掛けについて、ホンダデザインセンターの大富部渚氏は「子供たちに友達のように思ってもらえる動的要素があると思って発案しました。初代グリコワゴンを超えるためのプレッシャーは少々厳しかったのですけど(笑)」と話していた。
■4月12日からグリコピア神戸に展示
今後、この2代目グリコワゴンは江崎グリコの工場見学施設、兵庫県神戸市の「グリコピア神戸」(グリコマニュファクチャリングジャパン神戸工場内)で2023年4月12~4月27日に展示イベント「グリコピア神戸でグリコワゴンに会おう!」で展示される。
また、2023年4月29~5月21日の土日祝日に埼玉県北本市の「グリコピア・イースト」では体験イベントを開催予定。こちらの参加者にはグリコが無料で配られる予定だ。いずれもグリコ公式ウェブサイトからの完全予約制となっている。
なお、初代グリコワゴンもまだ稼働を継続していく予定で、グリコワゴンによる全国行脚は2台体制で当面行われるとのことだった。
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