■今どきのSUVと並んでも上質感は遜色なし
外装は都市型SUVらしい、アグレッシブで個性的な雰囲気を追求して仕上げられている。基本的なフォルムはロールーフミニバンだったエクシーガを踏襲しているが、前後バンパーやホイールアーチ、サイドシル、クラッディングといった専用アイテムに加え、大型フロントグリルやルーフレール、ブラック塗装+切削光輝の専用17インチアルミホイールによってSUVならではの力強さが表現されている。
そのうえサイドやリアにはメッキパーツや特徴的なLEDアクセサリーライナーを備えることで、都市型SUVに相応しい上質感を漂わせている。
ファッション性の高さをセールスポイントとしているが、その狙いはインテリアにも見て取れる。シートやステアリングホイールといった要所には、タン色のレザーを織り込むとともにタン色とのマッチングのいいブルーグリーンステッチを採用し、運転席まわりにはピアノブラック調や金属調の加飾が適所にあしらわれている。
一見すると派手だが、上質感や個性を表現方法としては効果的で、派生車にしてはかなりこだわって作り込まれたことがわかるし、乗り込むたびに独自の世界観を味わうことができる。
扱いやすいボディサイズとしながら広々とした開放感のあるくつろぎの室内空間を両立し、3列ある席のどこに乗っても心地よく過ごせるのもエクシーガから踏襲している要素のひとつだ。
ちなみにエクシーガの室内寸法は、長さ2720mm、幅1510mm、高さ1275mmで、後席スペースは1列目から2列目シート間距離で最大1000mm、3列目シート乗車時でも920mm、さらに2列目から3列目シート間については835mmを確保している。
しかも前席から後席にかけて着座位置が徐々に高くなるシアターシートレイアウトによってすべてのシートで良好な視界が確保されている。クロスオーバー7にはこうしたエクシーガの特徴がすべて継承されているので、多人数乗車が快適にできるSUVを求めるユーザーには最適な選択と言えるだろう。
コメント
コメントの使い方オデッセイが席巻してた時代ですよね
車も、各社しのぎを削る活況の中でこそ名車が生まれる
今、はフリードが先鞭付けたかな
お手本のような造りで、私も良い車だったと思います。トヨタはヴァンガードでこういう車を作りたかったが、時代や制約が間に合わなかったと言われてましたね。
売れなかった原因は、スバル車の中では走りに振ってないごく普通の足と運動性能なこと、当時は室内広いミニバン全盛なせいで
SUVの中では後ろまで広く快適、という特徴が評価対象にならなかったこと、燃費だけはスバルらしさ全開だったこと等でした