第2戦を迎えたスーパーGT。各チームが精力的に準備を進める金曜日、そこにはとてつもなく派手な青々としたトランスポーターがいた。むしろここはF1か? そう思いたくもなるようなトランスポーターの「オーナー」に話を聞いた。
文/写真:ベストカーWeb編集長 塩川雅人
【画像ギャラリー】近藤監督もご満悦!!!? 独占公開の超豪華トランスポーターを目撃せよ(19枚)画像ギャラリー間接照明から壁の色味までこだわったからね!!
ドーンと富士スピードウェイのパドックに鎮座する青々としたトランスポーター。ボディサイドには「REALIZE GROUP」「KONDO」の文字がきらりと光る。
そう、これはスーパーGT GT500クラス、そしてGT300クラスに参戦するKONDOレーシングのトランスポーターなのだ。
なんたってその規模がかなり大きい。もうF1やWECのような雰囲気を持つそのトランスポーターだが、実は車両運搬だけではなくさまざまな機能を持っている。
まずはメカニックさんやエンジニアさんが使う備品などを収納する倉庫としての役割。もちろんトレーラーなのでこれはなんら問題なくすんなり格納する。
さらにドライバー、そして監督の控室やミーティングルームも備えている。さらにさらに、ゲスト用のホスピタリティエリアも備えており、スポンサーなどパートナーがゆったり寛げるようになっているのだ。
「こういうのを作るっていうことに意義があるよね」
チームオーナーの近藤真彦監督に直撃してみた。
「どう? すごいでしょ(笑)? 2019年にニュルに行ったときにね、サポートしてもらっているリアライズコーポレーションさんと相談してたの。”こんなデカくてかっこいいトランポを日本でもできなかな”って。ドイツにオーダーしてついに完成して皆さんにお披露目できるよ」。
もちろん日本の道路事情、そしてサーキットのパドックの広さの制限もあり、なかなか日本ではF1など世界選手権ばりのトランスポーターを展開するのは難しい。
そんな困難を乗り越えてでもこのような大型トランスポーターを導入したのは、もちろん見栄だけじゃない。
「リアライズさんがトラックファンドなど、トラックでお仕事をされている会社だからね。だからこそトラックとトランポでうちが負けるわけにはいかないじゃん? リアライズブルーもあいまって本当に素敵なカラーリングになったよ。
あとね、日本のレースが少しでもよくなる方向に向かって欲しいと思っているの。ドライバーもあのチームのトランポはすごくてリラックスできるとか、スポンサーさんもあのチームをサポートすれば社員や家族を連れてきても満足してもらえる。そんな環境作りって実はモータースポーツの地位向上にもなるはずなんだ」。
なんせ近藤監督は監督室の壁紙や間接照明なども監修したというほどのこだわりようだから、このトランスポーターの登場でレーシングチームへの影響力は大きく変わっていきそうだ。トランスポーターの素敵な空間に囲まれて超弩級のストラテジーも登場するかも?
このトランスポーターは富士スピードウェイなど限られたサーキットでのみ展開できるとのことだから、レースファンの皆さんは見つけられたらラッキーかも!!?
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