WRCの2026年シーズンの開幕戦ラリー・モンテカルロに衝撃が走った。今季からトヨタのワークスドライバーになったオリバー・ソルベルグがGRヤリス ラリー1に乗り、初日から圧倒的な速さを見せ完勝! 24歳4か月でのモンテカルロの勝利は史上最年少の快挙だ。
文:ベストカーWeb編集部/写真:TGR、Red Bull
【画像ギャラリー】来た、見た、勝った! 赤く染まる森、白い雪道を激走する次世代エース誕生!!(5枚)画像ギャラリー2025年のチャンピオン、オジエも脱帽の速さ
昨年のWRCラリー・エストニアで勝利したとはいえ、WRCで最も難しいとされるモンテカルロをトヨタのワークスに昇格した初戦で勝利するとは誰が予想したであろうか? 初日に3本のSSで2位のエバンスに44秒もの大差をつけ、2日目にはその差を1分8秒あまりに広げるなど、勢いは止まらず4日間トップのまま完勝した。
特に圧巻だったのが初日のSS2だ。SS1をエバンスから5秒6差でスタートしたソルベルグは、標高が上がるにつれ、雪から氷に変わる路面にほかのドライバーがてこずるなか、ひとりだけまったく意に介しない走りを見せた。
23.8kmのSSでなんとエバンスを31秒1もちぎって見せ、逆転を果たし、トップに躍り出たのだ。この凄まじい速さに本人も大興奮!
「本当に信じられない。人生の中で最もクレイジーなステージだったよ。コースオフだと何度も思ったからね!」とコメントを残した。
オリバーの走りに天晴というほかなし!
モンテカルロラリーの難しさは、ターマック(舗装)のコースだが、気象や標高によって、ドライ、ウェット、スノー、シャーベット、アイス、ブラックアイス……etcと刻々と路面が変わっていくこと。
タイヤ選択が難しく、スノータイヤとスタッド付きスノータイヤをどのタイミングで装着するかが重要だ。さらに、スタッドが外れてしまうこともあり、本当に難しい。大事な初日にすべてがうまくいったオリバーがペースを握り、勢いそのままに自信あふれる走りを見せ、勝利をつかみ取った。
9回のワールドチャンピオンと5度のモンテカルロの勝利を記録し、今回も優勝候補筆頭に挙げられていたオジエは2分以上離され3位。
「オリバーは皆の予想を上回る走りを見せ、素晴らしい仕事だった。新たな刺激が得られたことはいいことだ。これから彼と戦うのが楽しみだ」と祝福したが、今回はオリバーには脱帽といった感じだろう。
【画像ギャラリー】来た、見た、勝った! 赤く染まる森、白い雪道を激走する次世代エース誕生!!(5枚)画像ギャラリートヨタで表彰台独占! 若い力で2026年もさらに躍進だ!!
最終結果は1位ソルベルグ、2位エバンス、3位オジエとトヨタが表彰台を独占。パワーステアリングのトラブルなどがあり、波に乗れなかった勝田貴元は7位でフィニッシュ。悔しい結果だったが、次戦は昨年3秒8差で惜しくも2位となったラリー・スウェーデンなので、巻き返しに期待したい。
モナコに足を運んだモリゾウ(豊田章男会長)さんはこんなコメントを残した。
「若手が活躍するとチームが活性化します。チームが強くあり続けるためにはやっぱり変化していくことなのだと思います」
オリバー・ソルベルグの勝利がトヨタチームにどんな影響をもたらすのか? 2026年のWRCは11月まで全14戦で争われる。
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