予選の様子は本誌で楽しんでいただくとして、いきなり決勝
ここSUGOはコーナーが連続しているオーバーテイクが難しいサーキット。しかし、13台という出走台数の少なさ、そして45分の長丁場であることが救いだ。
予選で36秒台をマークしたのはポールポジションの山野哲也選手と今村大輔選手。37秒台には吉田綜一郎選手、壷林貴也選手、吉本晶哉選手、村上博幸選手と続いている。
7番手に沈んではいるものの、トップフォーミュラやGT500まで経験しているベテラン桧井保孝選手も侮れない存在だ。
スタートから数周、トップ集団のペースが上がらない混戦になってくれれば充分にチャンスはある。作戦名、「HY」。ヘルシンキで開催されたフィギュアスケートでみごと大逆転優勝を遂げた羽生結弦の頭文字をいただいて勝つ!
フォーメーションラップ開始。狙うは優勝a そのためには序盤が勝負になるのだが、リザルト以上に重要なことがある。
それは、美しいレースをすること。ライバルを蹴散らして抜くようなレースをしてはならないと自分に言い聞かせながらスタート!! ストレートで2台、1コーナーで1台、S字で1台…2周終了時点で7位。
しかし6位までの先頭集団は200mほど先。追いつけるか!? というタイミングで、ピットから「トップ集団より1秒以上速いペースで追い上げてます」と無線が入る。
ドライバーの気持ちを理解した無線のお陰で集中力を途切れさせることなく4周目にトップ集団を捉えることができた。あとは1台ずつ地道に行けばいい。と思ったところで雨。
ここからが大変だった。ズルズルの路面でアウト・アウト・アウトのコーナリング。
ひとつ間違えばコースオフとなるが、24周目にトップの山野選手を捉えた。しかし百戦錬磨の山野選手。何度か並びかけたものの、前に出ることはできなかった。
ということで、チェッカー時点では0.128秒差に迫ったのだが、結果、大活躍はしたものの記録は山野哲也選手のポール to フィニッシュ。ん~、これがオレの人生なのか。
【そんなわけで、2位表彰台を獲得した大井さんの激走は、以下の動画でじっくり楽しんでいただきたい】
【2017年4月9日 開幕戦 スポーツランドSUGO リザルト】
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