日産新型ルークス発表!! 早くも受注2万台突破!? 車名一新で王者N-BOXに挑む!!

日産新型ルークス発表!! 早くも受注2万台突破!?  車名一新で王者N-BOXに挑む!!

 日産の新型軽自動車「新型ルークス」が2月25日に発表。3月19日の発売を控え、早くも受注台数は2万台を突破!?

 目下、“日本一売れている”ホンダ N-BOXやダイハツ タント、スズキ スペーシアといった競合ひしめく超激戦のスーパーハイトワゴンジャンルに、日産が新型ルークスを投入。

 共同開発車の三菱 eKスペースから遅れること20日後に正式発表され、先代モデルの「デイズルークス」から車名を改めた新型ルークスは、早くも初期受注2万台を突破するなど好調な出足を切ったようだ。

 販売動向など最新情報を流通ジャーナリストの遠藤徹氏がレポートする。

文:遠藤徹
写真:NISSAN

【画像ギャラリー】デザインも車名も大刷新!! 日産 新型ルークスを写真で詳しく見る!!


新型ルークスの受注は推定2万台越え!! 納期は6月初めに

新型ルークス X/全長×全幅×全高:3395×1475×1780mm、WLTCモード:20.8km/L、価格:154万6600円

 新型ルークスは今のところ絶好調の滑り出しで、多数のバックオーダーを抱えている。3月上旬現在の推定受注台数は全国で2万台を突破した模様で、納期は3か月待ちの6月初めにずれ込んでいる。

 兄弟車である三菱のeK クロススペース/eKスペースと明確なコンセプト分けをし、新型ルークスの標準タイプと上級&スポーツバージョンの「ハイウェイスター」ともフロントマスクを中心にデザインを変え、印象の違いを持たせている。

 グレード構成は、受注台数の60%を占めるハイウェイスターが、「Gターボ プロパイロット」、「X プロパイロット」、「X」、標準タイプは「X」、「S」の合わせて5グレードのラインナップ。それぞれ駆動方式は2WD/4WDを設定し、いずれもエクストニックCVTとの組み合わせになっている。

新型ルークスはハイウェイスターが3割強!! 注目の価格や販売動向は?

新型ルークス ハイウェイスター/主なスペックは標準モデルと同様。ターボ車のWLTCモード燃費は18.8km/Lとなる

 車両本体価格は、「S」(2WD車)の141万5700から「ハイウェイスター Gターボプロパイロットエディション」(4WD車)の206万6900円まで。

 このほかカスタマイズバージョンの「オーテック」が174万7900~188万2100円。売れ筋は「ハイウェイスター X」で全体の35%、プロパイロット装着は40%を占める。

 ボディカラーはモノトーン12色、2トーン5色、合計17色のワイドバリエーション。人気カラーはモノトーンのホワイトパール、スターリングシルバー、ブラックで2トーンは20%程度を占める。

 ハイトワゴンでヒンジドアのデイズでは未設定で特徴的な装備は、「挟み込み防止機構付きハンズフリーオートスライドドア」で、ハイウェイスター Gターボプロパイロットエディションは両側に、ハイウェイスターXは助手席側のみの装備となっている。

新型はなぜ「デイズルークス」から「ルークス」に?

デイズがヒンジドアを採用するのに対し、スライドドアを採用する新型ルークス。ハイウェイスターでは上級グレードにハンズフリーオートスライドドア機構も装備

 従来のデイズルークスは、デイズと販売台数を同一のシリーズとしてカウントしていたが、新シリーズでは「新型ルークス」として切り離して独立モデルとして仕立てたことで、他メーカーとのライバル関係が明確になる。

 この分野ではホンダ N-BOXを筆頭に、ダイハツ タント、スズキ スペーシアが軽自動車トップセラーを目指し激しくシェア争いを演じている。

月販規模だと1万~1万5000台の攻防である。滑り出しでは新型ルークスはこれらの強豪に参入しトップシェアを目指すことになる。最も新しいモデルだけに優位に戦いを進めるはずである。

 現在の受注規模からすると4月以降は1万3000台以上に増え、場合によってはトップに浮上する可能性もある。

軽自動車トップ級の予防安全性能を手に入れた新型ルークス。渋滞時にハンドル・アクセル・ブレーキ操作を支援する「プロパイロット」も一部で標準装備に

 販売店では3月19日の発売であるから、3月上旬現在では現物はなく、カタログのみの受注活動になっている。

 各店舗に試乗車や展示車が本格的にデリバリーされるのは発売日(3月19日)以降になる見通し。したがって本格的な販売活動に入るのは3月21~22日の週末フェア当たりからとなる。

 発売に当たってのサービス企画は現段階ではほとんどない。ナビ、ETC、ドライブレコーダーなどをセットにした割引の「買い得パック」を売り出しているくらい。残価設定クレジットも4.9%の実質金利で他の扱い車と同じ条件。

 値引き額も渋くナビ、ETC付きで初回回答は5万円程度に引き締めている。

次ページは : “姉妹車”三菱 eKスペースの最新動向は?

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす! 愛車がどれだけ部品を交換してもグズり続けて悲しみの編集…