2018年3月28日、トヨタはアメリカで開催されるニューヨーク国際自動車ショー(3月28日〜4月8日)において、新型RAV4(アメリカ仕様)を世界初披露する、と発表した。
公式リリースとともに公式写真も配布。以下、その概要と登場時期をお伝えしたい。
文:ベストカーWeb編集部
■初代は革命的なモデルだった
トヨタ初代RAV4といえば、1989年の東京モーターショーで「RAV-FOUR」の名前でコンセプト出品され、93年の東京モーターショーでプロトタイプが披露、94年5月に市販モデルが発表・発売された、シティ派SUVの元祖的存在。
コンパクトなボディとキュートなスタイルで若々しさを演出し、95年には(デビュー時の3ドアモデルだけでなく)5ドア仕様も追加。大ヒットモデルとなった。
2000年5月には2代目が登場。世界戦略車となったことでボディサイズは拡大し、2005年11月登場の3代目もその路線を踏襲。日本市場の月販目標台数は2000台だったがグローバルの月販目標は25000台だった。
この3代目のまま日本市場では2016年7月に販売終了。いっぽう北米・欧州市場では2013年に登場した4代目が販売されており、現在も売れ筋SUVとして存在感を強めている。
ちなみに、近年、RAV4が世界的にどれくらい売れているかというと、グローバル販売で累計約812万台(2017年末時点)、アメリカだけで累計約318万台を売っており、特に2017年は年間累計グローバル販売台数約80万台、アメリカでの年間販売台数は約41万台に達し、アメリカで「すべてのSUVのなかで最も販売台数が多いモデル」となり、さらに「トヨタ車のなかで最も販売台数が多いモデル」となった。
そりゃもう海外中心の商品戦略になるのは仕方ない。
さておきそんなRAV4の新型(5代目)が、ニューヨークショーに登場した。
それも、このモデルから日本市場に復活販売させるとトヨタが公式に発表。
世界的なSUVブームを背景に、ハリアーとC-HRの中間的モデルとして登場することになる。以下、公式発表資料をもとに、新型RAV4のデータを紹介する。
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