【値上がり確実!! 限定555台!!!】スバルWRX STI最終仕様が商談開始

 2019年9月末、スバルは東京モーターショー2019の出品を発表した。その際に「WRX STIファイナルバージョン」を出展することを明らかにし、これが名機EJ20エンジン搭載の最終仕様であり、この完売をもっていったん現行仕様のWRX STIバージョン(国内仕様)を販売終了することを発表した。

 今回、当編集部ではそのファイナルバージョンの販売店用パンフレットを入手。価格と仕様が明らかになった。その紹介に加えて、本稿では全国のスバル店での販売状況とお客さんの反応を、流通ジャーナリストの遠藤徹氏に調査してもらった。
文:遠藤徹

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■受付は10/24~11/10、結果は11/14発表

 10月上旬現在、全国のスバル店に、「スバルWRX STI最終仕様」の内容がウェブサイトで伝えられ、今後の商談スケジュールが示され、既納ユーザーを中心にティザーキャンペーンがスタートしつつある。

スバルの公式サイトに「555台限定抽選販売」という文字とともに、はっきりと「現行モデル終了」と示されている。ゴールドのBBS製19インチ鍛造アルミも装備

スバル公式サイト:https://www.subaru.jp/wrx/sti_ej20finaledition/

 ユーザー向けに作成するパンフレットは、配布されている店舗とまだ配布されていないところがある。そのスケジュールは10月10日に希望者向けの見積書作成がスタートするのを皮切りに、10月24日から11月10日までの17日間で抽選を受付ける。

 見積書作成と同時に申し込み用紙を配布し、それに住所、氏名、電話番号、メールアドレスなどを記載する。抽選受付の際には抽選番号を渡す。この際の費用は無料。

 11月14日に555人分の当選結果が発表になる。

 当選結果は担当営業マンから申込者に電話やメールアドレスに通知される。その後2020年の1月10日に生産を開始し、順次納車される。当選者に届けられるのは2~3月頃になる見通しだ。

 抽選の受付をどのように進め、結果発表をどうするかなど、具体的な手順は近く公表される見込み。以前のS208バージョンの時は各販社が受付や抽選発表、通知を行っていたので、今回も同様に進められるものと思われる。

商談用パンフレットには内装写真も記されており、ウルトラスエード巻ステアリングホイールや赤色のSTIロゴ入りスタートスイッチなどの装備が見て取れる

■値上がり必至のため倍率は爆高

 今回売り出される特別仕様車2タイプの車両本体価格にナビ、ETC、ボディコーティング、安全装備、ドライブレコーダー、税金など法定費用を含めて約80万円程度を加算して総費用が算出される見込み。

 ボディカラーはホワイト、ブラック、ブルーの3色。6速マニュアルのみで、CVTは従来バージョンが継続販売される。ホワイトは有料で3万円高い。費用関係は見積書の作成、抽選申し込み時は必要ない。当選し購入する際は現金、通常ローンとも他のスバル車と同じだが、残価設定クレジットは残価の設定が難しいため、設定しない可能性がある。

 基本的には車両本体からの値引きはなく、下取り車がある場合はこちらで調整することはありそう。こうしたモデルは車両価格が高いが、中古車価格が高値で安定することがわかっており、古くなっても値落ち幅が小さく、下取り価格が高値で続く傾向がある。

 つまり申込者が殺到し、倍率は相当高いものになるだろう。

■次期型が日本市場に導入されるとは限らない

 同バージョンが今回で生産中止になるのは、厳しくなった環境規制の対応が難しくなるため。ではWRX S4/STIそのものの次期型はどうなるのか。今回は「EJ20エンジンを搭載する最終型」と銘打たれているため、次期型の登場が匂わされているものの、その新型が日本市場へ投入されるとは限らないので注意が必要だろう。

 投入時期、パワーユニット、その他のレギュレーションはまだ明らかになっていないが、2021年後半あたりに次世代モデルが登場する可能性が強い。パワーユニットは2Lターボでチューンされる可能性が強い。

【WRX STIファイナルエディション 主要諸元】

全長×全幅×全高 4595×1795×1475mm
ホイールベース 2650mm
車両重量 1500kg
エンジン 水平対向4気筒ターボ
総排気量 1994cc
最高出力 308ps/6400rpm
最大トルク 43.0kgm/4400rpm
JC08モード燃費 9.4km/L
価格(10%税込) 452万1000円
※RECAROシートやアドバンスドセイフティパッケージが付く「フルパッケージ」は485万1000円(税込)

写真は通常仕様のWRX STI。2014年8月の登場で、日本を代表するスポーツセダンであり続けた。EJ20エンジンを搭載するWRX STIは日本仕様のみ用意されていたが、それも今回の最終仕様で生産終了となる

■証言1「お客さんとの接点が増えてありがたい」首都圏スバル店営業担当者

「今回発売する「スバルWRX STI最終限定モデル」は、お客さんからの問い合わせが連日届いており、どのような反響になるか楽しみにしている。抽選で購入者を決めるので、早いもの勝ちという状況にはならない。以前の208の時は同じように抽選で約5倍の応募があった。したがって今回も同様に555台に対して5倍強の3000人程度の応募があると予想している。

 スバルは今年、マイナーチェンジ以外に新規、フルモデルチェンジなどの新型車がないので、このような企画はお客さんとの接点が増えるので商売の助けになっている。当社独自で他のモデルで販売台数を限定した特別仕様車を設定して時々売り出しているが、いずれも好評でかなりの成果を上げている。」

■証言2「限定台数555台もアピールになる」首都圏スバル店営業担当者

「今回のような限定特別仕様車はいつも好評だから期待は大きい。ユーザー層はこの価格だからあまり若くなく40~50代が中心でこれ以上も多くなるはず。根強いファンである「スバリスト」が率先して応募してくれるに違いない。週末を中心にマニュアル好きのスバリストに紹介すると、総じて反応は良い。ラリーで使っている番号である「555」を限定台数にしているのもアピール度が高い。」

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