■次期型が日本市場に導入されるとは限らない
同バージョンが今回で生産中止になるのは、厳しくなった環境規制の対応が難しくなるため。ではWRX S4/STIそのものの次期型はどうなるのか。今回は「EJ20エンジンを搭載する最終型」と銘打たれているため、次期型の登場が匂わされているものの、その新型が日本市場へ投入されるとは限らないので注意が必要だろう。
投入時期、パワーユニット、その他のレギュレーションはまだ明らかになっていないが、2021年後半あたりに次世代モデルが登場する可能性が強い。パワーユニットは2Lターボでチューンされる可能性が強い。
【WRX STIファイナルエディション 主要諸元】
全長×全幅×全高 4595×1795×1475mm
ホイールベース 2650mm
車両重量 1500kg
エンジン 水平対向4気筒ターボ
総排気量 1994cc
最高出力 308ps/6400rpm
最大トルク 43.0kgm/4400rpm
JC08モード燃費 9.4km/L
価格(10%税込) 452万1000円
※RECAROシートやアドバンスドセイフティパッケージが付く「フルパッケージ」は485万1000円(税込)
■証言1「お客さんとの接点が増えてありがたい」首都圏スバル店営業担当者
「今回発売する「スバルWRX STI最終限定モデル」は、お客さんからの問い合わせが連日届いており、どのような反響になるか楽しみにしている。抽選で購入者を決めるので、早いもの勝ちという状況にはならない。以前の208の時は同じように抽選で約5倍の応募があった。したがって今回も同様に555台に対して5倍強の3000人程度の応募があると予想している。
スバルは今年、マイナーチェンジ以外に新規、フルモデルチェンジなどの新型車がないので、このような企画はお客さんとの接点が増えるので商売の助けになっている。当社独自で他のモデルで販売台数を限定した特別仕様車を設定して時々売り出しているが、いずれも好評でかなりの成果を上げている。」
■証言2「限定台数555台もアピールになる」首都圏スバル店営業担当者
「今回のような限定特別仕様車はいつも好評だから期待は大きい。ユーザー層はこの価格だからあまり若くなく40~50代が中心でこれ以上も多くなるはず。根強いファンである「スバリスト」が率先して応募してくれるに違いない。週末を中心にマニュアル好きのスバリストに紹介すると、総じて反応は良い。ラリーで使っている番号である「555」を限定台数にしているのもアピール度が高い。」
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