シエンタの牙城を崩し1位にカムバックした[トヨタルーミー]いまだ売れ続けている理由と次期型のデビューはいつ?

■次期ルーミー&トールはいつ発売?

搭載されるパワーユニットは1.2L、直3+モーターになる可能性が高い。低燃費に期待(ベストカー編集部作成の予想CG)
搭載されるパワーユニットは1.2L、直3+モーターになる可能性が高い。低燃費に期待(ベストカー編集部作成の予想CG)

では、次期ルーミー&トールはどうなるのか?

 ダイハツ工業による認証不正を受け、開発や認証に関しては、今後はトヨタが責任を持ち、ダイハツはトヨタから受託して開発を行う体制へ変更となる。ダイハツが小型車開発を行うことはこれまで通りだが、具体的にどのように変わるのか、まだ不透明だ。

 現行モデルのパワートレーンは、ダイハツ製の排気量1L、直3エンジンで、WLTCモード燃費はターボ版が16.8km/L、NA版が18.4km/L。ちなみにヤリスは1.5L、直3NAエンジンで21.3km/L、ロッキー/ライズが1.2L、直3、NAエンジンで20.7km/L、現行のロッキーe-スマートハイブリッドは28.0㎞/Lだから、新型トール&ルーミーに積むことになればそれ以上の燃費になることが期待される。

 新型トール&ルーミーのハイブリッドシステムは、トヨタのシリーズパラレル式ハイブリッドではなく、ロッキー&ライズで採用されたシリーズハイブリッド、e-スマートハイブリッド搭載モデルのみとなる。エンジン排気量はロッキー&ライズと同じ1.2Lもしくは1Lのどちらかになるだろう。

 新型トール&ルーミーの発売は、ダイハツの認証不正問題の再発防止策として発表された「開発スケジュールを従来比1.4倍とした標準日程を制定」や「法規認証室(試験グループ)の人員を2023年1月比7倍へ増員」ということもあり、急がずにしっかりとしたクルマ作りが行われるだろう。こうしたことを鑑み、早ければ2027年秋頃になると予想。新生ダイハツが作るルーミー&トールに期待して待ちたい。

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