新型400系ハイエースの発売はいつ?
さて、次期400系新型ハイエースと思われる、ジャパンモビリティショーで公開された2台の新型ハイエースコンセプト。フロントマスクは、同時発表のKAYOIBAKO(カヨイバコ)とほぼ同じように見えるのだが、新型ハイエースコンセプトのサイドビューにはフロントドアとリアドアの間に、いろいろな情報を車外に発信することができるLEDパネルが埋め込まれていた。
海外で販売されている300系よりフロントボンネットが短いセミボンネット型で、スライドドアはBピラーレスとなっており、ガバッと開く大きな開口部が特徴。
ノーマルルーフ仕様はおそらく標準ボディのハイエースバンで4ナンバー枠に収まると思われる。車内にはラックが組み込まれており、完全な仕事グルマ。運転席後方の荷室スペースは完全にフラットで8尺の脚立が入る室内長と室内高は現行ハイエース以上とのこと。助手席が取り払われた出展車には、9段9尺の脚立とカラーコーンが収まっていたので、室内スペースに不満はなさそうだ。
このロールーフの標準ボディは、Bピラーレスで、リアスペースまで段差と仕切りのない空間なので、荷物の積み降ろしを行うドライバーにとってこの上のないスペース、疲労も軽減されることだろう。
さて、新型ハイエースコンセプトの特徴の一つともいえる、高い位置に配置された小さいサイドウィンドウ。なぜこんなに小さく高い位置に設置されたのだろうか?
ウインドウの幅を狭く高くすることで、荷物を高い位置まで積むことができ、かつラックなどを設置しやすいのでこのようにしたそうだ。おそらくバンはこのウインドウが採用されるだろう。またウインドウガラスは割れやすく、小さくすることで防犯性能が上がるメリットもあるそうだ。
ハイルーフ仕様は、おそらくスーパーロングボディで、診療車仕様をイメージしたものとなっていた。リアウィンドウや車内には大型のLEDモニターが搭載されており、車内モニターでは医師のオンライン診療が可能となっている。
コクピット回りではフロントウインドウの両側までいっぱいに広がるワイドなモニターは、車両情報のほか、配送場所やスケジュールなどの仕事に関する情報を表示。また2本スポークのステアリングやシエンタを思わせるシフトレバーは商用車とは思えないデザインだ。
さて気になる新型ハイエースのパワートレーンは、トヨタが掲げるマルチパスウェイ戦略に沿って、BEVやハイブリッド、ガソリン、ディーゼルなど特定の方式に限定せず、各地域のエネルギー事情やニーズに合わせたパワートレーンが搭載される。
新型400系ハイエースの発売時期は、2026年末から2027年春になると予想。それまでに、現在のコンセプトモデルから一歩進んだ量販型が発表されるだろう。ちなみに新型400系ハイエースが発売後も、現行200系ハイエースが併売される予定。期待して待ちたい。
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