雲行きが変わり、ヴォクシー延命説が有力となってきた
こうしたことから2022年1月の世代交代時には新型ノアに1本化せず、ヴォクシーも3ナンバーのエアロバージョンを中心に継続すべきとの見方が強まっている。
これまでの情報では「次期型では新型ノアに1本化するが、ヴォクシーのデザインが好評のため、3ナンバーのエアロバージョンはヴォクシーの特別仕様車であるZS煌IIIの面影を残して世代交代する」というものだった。
つまり新型ノアに1本化し、ヴォクシーは消滅するが、3ナンバーのエアロのデザインは次期型に引き継ぐ、というものだった。しかしながら、これではヴォクシーのブランドパワーによるリセールバリューの高さを維持すべきとの考え方は生かされないので、新型ノアへの世代交代で、リセールバリューがダウンするという懸念が指摘されている。こうなると「ヴォクシー」ブランドも特別仕様車で継続される可能性もある。
フルモデルチェンジで世代交代し引き継ぐのと、従来モデルの特別仕様車を残して現行カローラのように並行販売してしばらく様子をみてから再検討するという考え方もありそうだ。
販売店もこうした見方を反映したスタンスになっている。ユーザー向けに配布しているチラシやDMのカラー写真ではエスクァイアは姿を消しているがヴォクシー、ノアは両方を刷り込むか、ネッツ店ではノアを外し、ヴォクシーだけを掲載するケースも目立っている。こうした対応策を見るとヴォクシーが半年後に消滅するのは考えにくい、というのが最新の情報だ。
ノア1本化にするのか、それともヴォクシーを延命させるのか、今後も最新情報が入り次第、お伝えしていこう。
証言1:首都圏カローラ店営業担当者
「現行モデルではヴォクシーがダントツで良く売れており、リセールバリューも高いから、ヴォクシーをなくすという方針は間違っているのではないかという意見が多いですね。
ノア1本化は先延ばしにして、ヴォクシーが3ナンバーのエアロ、ノアは3、5ナンバー両モデルの設定でコンセプト分けをするのが最も効果的、という情報が有力です」。
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