フェラーリやマクラーレン、アストンマーティンといった欧州の名だたるブランドがPHEVスーパースポーツを次々と生み出しているなか、日本勢だって負けてはいられない。
10年余の時を経て復活の時を窺う、レクサス LFAII。レクサスのスポーツモデル「F」の頂点に君臨するモデル、その後継の今わかるすべてをお伝えします!
※本稿は2022年4月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年5月10日号
■恐るべきスーパースポーツの正体
いくつものスクープを追いかけるベストカーにあってもとりわけ特別な1台がレクサスのこのクルマ。世界の高級スーパースポーツに真っ向から挑む「LFAII」だ。
2010年12月から2年間、世界限定500台が生産されたLFAの復活を感じさせるモデルで、車名は別のものになる可能性もあるが、便宜上、「LFAII」として話を進める。
このクルマに関してはかなり具体的な情報を入手しており、エンジンはV8、4Lツインターボで720ps/70.0kgmを発生。
これにハイブリッドシステムが加わるとのことで、PHEVになるのが有力。システム出力950psのモンスターPHEVスポーツになる。
駆動方式はトランスアクスル+ドライサンプのFRで、この点でもLFAと共通。
フロントに置かれるエンジンを後方に配置するフロントミドシップレイアウトになるのも同じだが、異なるのは、LFAIIは限定車ではなくカタログモデルとして市販されるということだ。
LFAがカーボンシャシーとしていたのに対し、LFAIIはアルミシャシー+カーボンボディを採用するとの情報で、それも限定生産ではなくカタログモデルとするのを意識してのこと。
とはいえ、カーボンボディの市販車は極めてめずらしく、普通はレーシングカーで使われるものだが、それもそのはず、LFAIIはレース専用のGT3車両も同時に開発されているのだ。
今年の東京オートサロンに出展していた「GR GT3コンセプト」こそ、その正体。
詳しい情報は一切明らかにされていないが、このクルマ(GR GT3コンセプト)こそ、LFAIIのGT3車両ということなのだ。
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