■レクサス LS F(2023年春登場予定)
●V8ツインターボは660psを発揮!
レクサスのフラッグシップ、LSに来春ハイパワーバージョン追加の情報あり。ベンツのAMG、BMWのMに対抗するスペシャルモデルで、660ps/66.3kgmのV8、4Lツインターボエンジンと10速ATを搭載するという情報だ。駆動方式はFRで、価格は2000万~2200万円と予想。
■日産フェアレディZ NISMO(2023年夏登場予定)
●レースで培った技術をすべて投入
購入予約が始まっている新型Zだが、来年夏頃にはニスモ仕様が追加されるという情報だ。スープラがGRMNならZはニスモ。当然の戦略である。
改良の内容はほかのニスモバージョンに沿ったもので、レッドアクセントを活かした専用の内外装、サスペンションの強化に加え、Zの場合はV6、3Lツインターボエンジンを405psからパワーアップさせる可能性もある。
タイヤは専用の20インチ仕様が採用されそうだ。
新型Zはスーパー耐久レースへの参戦を開始しており、また、GT4車両の開発も進んでいる。これらで培ったノウハウがこのニスモバージョンに投入されるのは間違いないところ。価格は800万~900万円と予想。こちらも激しい争奪戦となりそうだ。
■レクサス LFAII(2025年登場予定)
●国産最強のスーパーPHEVスポーツ
レクサスからも超ド級のスーパースポーツが用意される。こちらはEVではなくPHEV。2010年12月から2年間で限定500台を生産したLFAの復活版となるクルマで、便宜上、ここではLFAIIと呼ぶ。
エンジンは、一時開発の凍結が噂されていたV8、4Lツインターボで、最高出力はエンジン単体で720ps、システム全体では950psに達するという情報だ。
限定販売ではなくカタログモデルを目指しているとされ、レクサスLCなどに使われているGA-Lプラットフォームを採用。駆動方式はトランスアクスル方式のFRで、高剛性と軽量化を両立するカーボンボディとなる。
また、LFAIIはGT3のレース専用車と同時に開発が進められており、GT3車両は今年の東京オートサロンで初公開された「GR GT3コンセプト」がそれ。レースの規則に合わせた純ガソリンエンジン車と思われるが、今後の規則の変更しだいではLFAⅡと同様PHEVとなる可能性もある。
LFAIIのボディサイズは全長4600×全幅1950×全高1200mm前後で、ホイールベース2700mmと予想。2025年登場で、価格は4000万~5000万円クラスとなりそうだ。
■トヨタ ダイハツ スズキ3社共同開発1Lクラスミドシップスポーツ(2025年登場予定)
●共同開発で手頃な価格の本格スポーツを実現
LFAIIの情報をお届けしたが、「高すぎて関係ない」と思った人もいるだろう。でもご安心を。トヨタ、スズキ、ダイハツの3社共同開発による1Lクラスのコンパクトミドシップスポーツも計画されているのだ。
さすがのトヨタでも、1社単独で専用プラットフォームのスポーツカーを作るのは厳しいが、3社共同なら不可能ではない。それぞれの得意分野、開発資源を活用して市販化を実現する道筋をつけたということだ。
プラットフォームはヤリス系のGA-Bをベースに、後ろ半分を新設計。エンジンはスズキが主導して開発しているというから3気筒の1Lターボとなる可能性もある。そして、内外装のデザインは3社それぞれがオリジナルを追求する。デビューは2025年。価格は200万円台を期待したい。
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