■トヨタ GR(500ps級)EVスポーツ(2026年登場予定)
●2シーター、4WDで開発スタート!
トヨタはGRブランドで発売するEVスポーツの開発もスタートさせている。2026年のラインオフに向けて、予算の承認がおりた、というのが最新情報だ。
2シーターのピュアスポーツで、前後にモーターを置く4WD。bZ4Xに使われているEV専用プラットフォーム、e-TNGAの採用が有力だが、2026年登場ならトヨタ初の全固体電池搭載車になる可能性もある。
最高出力は500psクラスを狙っているとされ、FRと4WDの違いはあるが、車格としてはスープラのEV版というイメージ。手の届く価格を期待したい。
■日産 次期R36GT-R(2028年登場予定)
●全固体電池のハイパーEVに大変身
ベストカースクープ班に次期GT-RがEVで計画されているという情報が入ったのは今年の春先。日産の持てる技術をフルに投入して2028年頃の発売を目標にしているというものだった。
時代の流れとしてスーパースポーツもEVに変化していくというのは理解できるところだし、ポルシェはすでにタイカンを販売しており、フェラーリも2025年に初のEVを発売すると公表している。
次期GT-Rは2028年だから競合メーカーよりも遅れての発進となるが、他社をリードする技術を使ったクルマとするには、そのくらいの期間が必要ということ。EVのゲームチェンジャーとして期待される全固体電池の実用化を睨んでのスケジュールであることは間違いない。
日産は、次期シーズンより「フォーミュラE」の電動パワーユニットを名門マクラーレンに供給すると発表。自社チームでの参戦と合わせ、レースで得られる技術的知見が2倍に増えるということで、当然、このテクノロジーが次期GT-Rにフィードバックされることになるだろう。
デザインなどの詳細は明らかになっていないが、パッケージングの自由度が高いEVの特徴を活かし、後席も実用的に使える4ドアクーペボディを採用する可能性が高い。
現在はポルシェタイカンをベンチマークに開発を続けているという情報だが、目標はニュルブルクリンク最速というから、高級車のイメージが強いタイカンよりも、もっと本格的なEVスポーツを目指していると思われる。GT-Rならそれも当然。今後の動きに注目したい。
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