おおぉ…動いていたか!! 新型GR86開発情報キャッチ 2025年登場で今度の主役はトヨタ製

おおぉ…動いていたか!! 新型GR86開発情報キャッチ 2025年登場で今度の主役はトヨタ製

 先日SNS上で「オーダーストップ」、「現行型生産終了か」という噂が巻き起こったトヨタGR86/スバルBRZ。2代目となる現行型は昨年登場したばかりで、その後の取材で「年次改良のための受付停止であり、今後も生産は続く」と判明した。

 そんなGR86/BRZについて、当編集部は「次期モデルの開発が始まっている」という情報を入手した。次期型が!?? マジで?? ガソリン仕様になるの?? それともHV?? いやまてパワーユニットはスバル製なのか? それともトヨタ?? 発表時期は???? などなどめちゃくちゃ気になる情報も掴んだのでお届けします!

※本稿は2022年10月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年11月10日号

参考記事……たった2年で生産終了はない……よね!? GR86が受注ストップ!! 希少FRスポーツの今後はどうなる

【画像ギャラリー】初代、現行型、そして新型へ… トヨタGR86をギャラリーでチェック!!!(25枚)画像ギャラリー

■1.6Lターボ+ハイブリッドで300psオーバー もちろんFR継続

 あるルートから衝撃的な情報が入ってきた。

 どのくらい衝撃的かというと、編集部内で「ホントか、これ? ガセネタだったらヤバイぞ」と警戒する声が続出したくらいだ。

 いつもはあっさりなぐらいスクープネタに食いつくベストカー編集部で「ちょっと待て」の声が出るのはめずらしい。

 それだけ驚きの情報だったわけだが、めでたく裏取りに成功。自信を持って読者の皆さんにお届けできることになった。

 発表します! 次期GR86の開発がスタートしました!

 パワーユニットはターボハイブリッド! エンジンはGRヤリスの3気筒1.6Lターボです!

「!」をいくつ付けても足りないほどの超新鮮情報。最も気になる、あちらはどうか? ハイ、ちゃんとFR継続です! ドンドンドンパフパフパフ~!

 興奮しすぎた。ここからは冷静に情報をお伝えしていこう。

 次期GR86は現状、基本的な骨格が決まった段階だという。シャシーにパワーユニットを積んだテストベッドが完成しており、これから本格的なテストが始まるという。

トヨタ 新型GR86(画像はベストカーによる予想CG)。デザインに関しての情報はまだないが、FRスポーツクーペのコンセプトは変わらず、初代~2代目のイメージを踏襲するのは確実。ひと目でGR86とわかるスタイルになるだろう
トヨタ 新型GR86(画像はベストカーによる予想CG)。デザインに関しての情報はまだないが、FRスポーツクーペのコンセプトは変わらず、初代~2代目のイメージを踏襲するのは確実。ひと目でGR86とわかるスタイルになるだろう

 先述のとおり、エンジンはGRヤリスに搭載されている3気筒の1.6Lターボが使われる。

 GRヤリスは272ps/37.7kgmのスペックで、次期GR86もそれに準じた数値となるはずだ。

 ただし、このターボエンジンをハイブリッド化するのが次期GR86の新しいところ。

 その詳細は不明だが、新型クラウンの2.4Lターボ車に搭載された新たなハイブリッドシステムと予想される。

 このシステムはエンジン直結型で従来のTHS(トヨタハイブリッドシステム)よりもダイレクトな走りを楽しめるのが特徴。

 新型クラウンではフロントをエンジンとモーター、リアを「eAxle」で駆動するため「デュアルブーストハイブリッド」という名称が付けられているが、GR86は後輪のみを駆動するクルマとして計画されているため「デュアル」ではなく「シングル」ということになる。

 エンジンとモーターを合わせたシステム出力が300psを超えることは確実で、320~330psを表示することになりそうだ。

 また、テストベッドでは現行型のトランスミッションとデフが使われているが、300psオーバーに耐えられる容量はないもよう。

 現行型のトランスミッションはアイシン製だが、海外サプライヤーも視野に入れながら、新しいトランスミッションを準備していくことになりそうだ。

 明確な情報は入っていないが、GR86なのだから3ペダルMTは必須。そちらも継続して採用されることになると思われる。基本コンセプトは変わらないということだ。

 プラットフォームはどうなるのか。初代~2代目(現行型)と続いたスバルのプラットフォームから一転、次期型はトヨタのものを使うという。具体的にはレクサスISのFR用フロアをショートホイールベース化して採用する。

 トヨタ、レクサスのクルマは次々にTNGAテクノロジーで作られたモデルに切り替わっているが、設計年度の古いISは旧式のプラットフォーム。

 TNGAのFR用GA-Lプラットフォームはサイズの大きなモデル用に設計されており、Dセグメント以下のクルマには使えないからだ。

 しかし、ISが2020年のマイナーチェンジで大規模な改良を受け、飛躍的に走りの質感を上げたのは周知のとおり。

 プラットフォームは同じでも、TNGAの技術を投入して改良すれば、今でも充分以上に通用することを実証している。

 次期GR86ではさらに進化させてくることは確実で、期待どおりの実力を発揮してくれることだろう。

次ページは : ■2025年のデビューを目指して開発中

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