新型セレナ11月28日発表!? クラウンは電動化でもトヨタの旗手に! マツダ・ホンダの戦略は 国内メーカー最新動向

■トヨタ、2023年ニューモデル展開はハイブリッド専用車が拡大か

 トヨタブランドにおける2023年のニューモデル展開は、アルファード、ランドクルーザープラド、C-HRが世代交代し、クラウンに新モデルの追加などがある見通しですが、多くはハイブリッド専用ないしは、ハイブリッドが中心のモデルとなる可能性が高くなっています。

 ランドクルーザープラドにもハイブリッド車が設定されるのか? 注目されます。

■トヨタ、改良型のハリアー&RAV4は納車1~2年待ち

 今年9~10月に一部改良したハリアー&RAV4は好調な受注ペースを続けており、ハイブリッド車の納期はハリアーが2年待ち、RAV4は1年待ちになっています。

 なおハリアーは「プラグインハイブリッドZ」、RAV4は「ハイブリッドアドベンチャーオフロードパッケージ」と、それぞれ最上級グレードの引き合いが多く、受注構成比の大部分を占めています。

■トヨタ、ハリアーPHEVは抽選での販売へ

 今年9月下旬に発表、発売したハリアーPHEVは生産枠が決まっており、各販社への割り当て台数が数台しかありません。そのため、販売方法については、購入希望者が一定台数まとまった時点で抽選によって決めています。

 ハリアーPHEVの生産枠は、全国で毎月1000台以下に留まっているようです。

■ホンダの2023年新型車はフリード、アコードの世代交代

 ホンダによる2023年のニューモデル展開は、夏にアコード、秋にフリードの世代交代があるという情報が有力です。

 2車種ともキープコンセプトの世代交代となり、パワーユニットはフリードが1.5L・e:HEV、アコードは2L・e:HEVと、2モーターハイブリッドを搭載する見込みです。

 アコードは引き続きハイブリッドのみとなり、フリードはガソリンエンジンとハイブリッドの2タイプを搭載しますが、ハイブリッド専用モデルに切り替えられる可能性もあります。

■ホンダ 改良型フィットは年内の納車が可能

 ホンダはこの10月上旬にフィットをマイナーチェンジしましたが、10月中旬現在の納期はまだ多くのグレードで年内納車が可能な状況にあります。ハイブリッドモデルの受注構成比はシリーズ全体の80%と、従来モデルに比べて30ポイントも跳ね上がっています。

■マツダは2023年秋にもCX-80を国内投入

 マツダは2023年秋にも3列シート仕様新型SUVのCX-80を国内投入する見込みです。CX-80は、CX-60をベースにホイールベースを延長し、3列シート6~7人乗り仕様に仕立てたラグジュアリーな新バージョンです。

 パワーユニットはCX-60と同じエンジン縦置きのFRベースの後輪&4WD駆動になります。9月に一部グレードを除き発売されたCX-60は、10月上旬までの受注累計が1万台を突破するほどの人気ぶりであり、同じパワーユニットを搭載するCX-80への期待も高まっています。

■マツダ、12月中旬にCX-8がビッグマイナーチェンジ

 マツダは今年12月中旬にもCX-8をビッグマイナーチェンジしますが、中心となる一部のグレードについては現行CX-5と同様のヘッドランプやフロントグリルのデザインを採用する見込みです。このほか、今回のマイナーチェンジではグレード構成の見直し、カラーリングの再編、特別仕様車の設定などが行われます。

■マツダ、2023年初めにもマツダ2を一部改良

 マツダは2023年初めにもマツダ2を一部改良します。この改良では、排ガス&騒音規制の対応とグレード構成の見直し、ボディカラーの再編などが行われます。

次ページは : ■マツダ、12月中旬、マツダ6に30周年特別仕様車を設定

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