11月7日、日本の特許庁に「LAND CRUISER FJ(ランドクルーザーFJ)」という車名が商標登録された。これは何を意味するのか? あのFJクルーザーが復活するのか、迫ってみたい。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ、予想CGイラスト(ベストカーが製作したもの)
■「ランドクルーザーFJ」の名で商標登録された
11月7日、日本の特許庁に商標登録された「LAND CRUISER FJ(ランドクルーザーFJ)」。思わず、FJクルーザーの復活か、と声を上げてしまった。
FJクルーザーといえば、40系をオマージュしたレトロ&モダンなSUVで日本では2010年12月~2018年1月まで(アメリカでは2006年3月~2014年12月)販売されていた。
ではこのランドクルーザーFJの正体は何なのか? どんなクルマなのか? 熱心な読者ならピンと来たかもしれないが、これまで報じてきたランクルミニに他ならない! ほんとにあるのかと聞かれれば、確実にあると断言しておこう。
当然、20系や40系、60系など、かつてのFJシリーズをオマージュしてFJと名を付けたのは間違いない。
8月2日に行われたランクル250&70のお披露目会では、後ろのスクリーンにしれっと、コンパクト&ミドルクラスSUVと思わせるシルエットをチラ見せした。
FJクルーザーは全長4645×全幅1905×全高1840mmとプラド級だから、このシルエットを見る限り、サイズ感からいえばFJクルーザーの後継車にはふさわしくはない。
どちらかというと、2021年12月に行われた「バッテリーEV戦略に関する説明会」でモックアップモデルが公開された「コンパクトクルーザーEV」によく似ている。
■2024年中に発売される可能性が高い
以前、ランクルミニの車名が、8月8日に商標登録された「LAND HOPPER(ランドホッパー)ではないかと報告したが、それはジャパンモビリティショー(10月25日から開催)で公開された電動3輪パーソナルモビリティだった。
しかし、今回は間違いないだろう。このランドクルーザーFJが、これまで報じてきたランクルミニ、となるのは99%間違いない。
ただランドホッパーのようにジャパンモビリティショーの発表約3カ月前に商標登録していることから、2014年1月に開催される東京オートサロンで公開される、別のクルマという線もありえなくはない。
ランクルミニのエクステリアデザインについては、ベストカーが製作した予想CGイラストはかなり正確だと思ってもらってもいい。ヘッドライトは丸目で、ランクル250の縮小版というイメージ。ランクル250にはない背面タイヤを装着しているのも特徴だ。
ボディサイズは、全長が4350mm前後、全幅は1850mm前後という情報が入ってきており、全体的なサイズ感はカローラクロス(全長4490×全幅1825×全高1620mm)に近いものとなりそうだ。ただし、全高はもっと高く1860mm前後となる。
パワートレインは、BEVという線も考えられるが、信頼できる筋からの情報では純ガソリンエンジンとハイブリッドになるとのこと。具体的にはカローラクロス用の1.8L、直4NAとハイブリッド、RAV4の2L、直4NAと2.5Lのハイブリッドのいずれかが搭載される。
パワートレインに関してはまだ流動的だが、ランクル250が2.4Lターボハイブリッド(海外仕様)を搭載することを考えると、もっと小さい1.5Lターボを投入してくる可能性もある。
デビュー時期は意外に早く、2024年中になりそうだ。スタート価格は400万円を切ってくるだろう。カローラクロス級のミドルSUV、ランドクルーザーFJのデビューはもうすぐ! 今から購入の用意をしておくべし!
【画像ギャラリー】新型ランクルミニの正式車名は「ランドクルーザーFJ」? あのFJクルーザーが400万円以下で復活するってホント?(6枚)画像ギャラリー
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