2023年11月にトヨタモータータイランドが発表した新型ピックアップのハイラックスチャンプ。すでに販売がはじまっており、価格は日本円で約188万~236万円と、200万円を切るスタート価格も魅力だ。今年はランクル250も発売されるが「ハイラックスチャンプもいいじゃないの!」と思った人も多いんじゃないだろうか。改めてハイラックスチャンプの魅力に迫ってみたいと思う。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ
■レトロなスタイルのピックアップ
トヨタと、トヨタのタイにおける車両販売・生産会社であるトヨタ・モーター・タイランド(以下、タイトヨタ)は2023年11月27日、IMVシリーズの第一弾となるハイラックスチャンプを発表し、受注を開始した。 現地での価格は45.9万バーツ~57.7万バーツ(日本円で約195万~約245万円)。
IMVシリーズは、当時アジア本部長であった現会長の豊田章男が指揮をとり、アジアの人々とともに、アジアの経済に貢献したい、との想いを込めて、現地のエンジニアとともに「現地現物」で開発、ピックアップトラック3車型、ミニバン、SUVで構成されている。ちなみに「IMV 0」とは、Innovative International Multi-purpose Vehicle 0の略称。
ボディサイズは、ショートホイールベースでは、全長が4705mm、4970mm(ホイールベースは2750mm)、ロングホイールベースモデルは全長5040mm、5300mm(ホイールベースは3085mm)。ちなみに全モデル、全幅1785mm、全高1735mmと共通。
日本で販売されているハイラックスは全長5340×全幅1855×全高1800mm、ホイールベース3085mmだから全幅が大きく異なるものの、大きくは変わらない。最小回転半径はハイラックスの6.4mに対して5.4mなので小回りが効きそうだ。
ハイラックスチャンプは、エンジンは3タイプ(2Lガソリンエンジン、2.7Lガソリンエンジン、2.4Lディーゼルエンジン)用意され、フラットなデッキは未装備タイプも選択可能。フラットデッキには各所にボルト穴を設け、ボルトとナットで架装部と簡単に締結することができるという。
さらに、架装を希望のユーザーには、好みに合わせたカスタマイズを楽しんでもらうため、100以上の架装業者の情報を提供するという。写真を見てもらえばわかる通り、キャンピングカーやキッチンカー、冷凍車、移動販売車など、日本でも売れそうな魅力的な架装車ばかり。
ピックアップ、2人乗りなのがちょっと、という人にはダブルキャブモデルやキャノピーモデルなど、今後IMVシリーズは、さまざまなモデルが計画されているようだ。
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