新型コロナウィルスの影響で例年よりも開幕が4か月遅れ、2020年7月3日にオーストリアGPが開催されたF1。
その開幕戦でピエール・ガスリーが7位入賞となったスクーデリア・アルファタウリ・ホンダと、パートナーシップを結ぶRDSがコメントを発表した。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Red Bull
■マシンのフロントウイング、チームアイテムなどにRDSのロゴが掲示
RDS(杉原行里代表取締役社長)は2019年6月にスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの前身チームの「スクーデリア・トロロッソ・ホンダ」と契約を締結しており、2シーズン目のタッグとなる。
チームのマシンのフロントウイングをはじめ、チームアイテムに RDS のロゴが掲示されている。
●RDSとは?
「今日の理想を、未来の普通に。」をコンセプトに、新しいモノ作りのカタチを世界に発信する研究開発型の企業。これまでモータースポーツ、医療・福祉、最先端ロボットの開発など、多数の製品開発に携わっている。
また、冬季ソチ、平昌では、パラアスリートとギアを共同開発し、金メダルを含む計7個のメダル獲得に貢献。
2017年からは、58歳で東京大会のメダル獲得を目指す車いす陸上の伊藤智也選手をテストドライバーに迎え、パーソナルデータをもとにした車いすレーサーの開発に着手。
そこで生まれた車いすレーサーが『RDS WF01TR』とシーティングポジションの最適解を導き出す『RDS SS01』、身体データによりパーソナライズされた車いす『RDS WF01』。
3種類の車いすレーサーは、イタリアの国際デザインコンペティション「A’ Design Award & Competition 2020」で優秀賞を獲得。
伊藤選手も実戦で世界トップレベルのタイムを記録など、デザイン性とパフォーマンスを追求するプロダクト開発に取り組んでいる。
■スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ F1チーム代表 フランツ・トスト氏 コメント
ハイブリッドターボ時代に最高の結果を手にしたスクーデリア・アルファタウリ・ホンダより、RDSとの契約延長を温かく歓迎いたします。
チームとRDSの双方は、常に卓越したデザイン、そしてパフォーマンスという哲学を共有しており、このパートナーシップの成功は、私達とRDSの杉原行里代表が手を取り合い築き上げてきた信頼があってこそ。
お互いにとってとても意義のあるパートナーシップなのです。
■株式会社RDS 代表取締役社⻑ 杉原⾏⾥氏 コメント
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとのパートナーシップで、エキサイティングな舞台に参加できることを嬉しく思います。
最速の世界で技術を追求するF1のマシンは、モータースポーツファンだけでなく、誰もが“いつか乗ってみたい”と思う憧れです。これはRDSが目指す未来に深く通ずるものがあります。
A’ Design Award & Competition 2020で最優秀賞を獲得した『RDS WF01』は、障害をもった方だけでなく、誰もが“いつか乗ってみたい”と思う車いすを目指して開発しました。
私たちのフィロソフィーでもある“かっこいい”モビリティーは、様々な壁を超える、そしてモビリティーの概念を変えることが出来ます。
この先も、“誰もが乗ってみたい”と思うようなプロダクトを世に送り出し、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダとともに、世界にモビリティーの進化を発信していきたいと思っています。
●ロゴの表示
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの下記にRDSのロゴが表記される。
・フロントウイング
・ガレージ
・メディアウォール
・ウェブサイト
・チームシャツ
・プレスペーパー
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