■ラダーフレームの本格派商用SUV
2018年2月26日、日産自動車は堅牢なラダーフレーム構造を持つ新型SUV「テラ」を今春、中国で世界初公開する、と発表した。
「テラ」はLCV(小型商用車)部門に所属するミドルクラスのSUVで、パトロール(サファリの現行海外版)やナバラ(ダットサントラックの現行海外版)よりワンサイズ小さいクラスの商用専用車となる。
今回の発表によるとまずは中国市場へ投入される見込みで、舗装されていない道を走る機会の多い東南アジアを中心にした地域戦略車となるようだ。
とはいえ発表写真を見るとなかなか商品力が高そうなので、ぜひとも日本市場での発売も期待したいところ(価格やサイズは未公表)。
正式発表は今年4月を予定。
以下、日産の公式リリースより引用する。
■ピックアップトラックで世界のリーダーに!?
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は、新中期計画「Nissan M.O.V.E to 2022」において、LCV事業において新型車第一号となるフレームSUV「テラ」を、この春中国で初公開します。
日産の小型商用車(LCV)には、ピックアップトラック、バン、小型トラックがあり、フレームSUVと合わせると、世界で販売する日産車の6台の内1台を占めています。
LCV事業の成長は中期計画の目標達成には必要不可欠であり、そのポテンシャルを最大限に引き出すべく、2022年までにLCVとフレームSUVの販売台数を40%増やすと同時に、ピックアップトラックおよびフレームSUVでグローバルリーダーとなることを目指します。
LCV事業担当のアライアンスSVPであるアシュワニ・グプタは、
「新型『テラ』のお披露目が、間もなく中国で行われます。この実用的かつ頑丈な本格的フレームSUVは、日産のLCVの『どこにでも行ける(Go Anywhere)』を体現しています。『テラ』は、今春より中国を皮切りに、アジア各国で発売する予定です」
と述べました。
また、グプタは、
「日産のLCV事業は着実に成長しています。日産の意欲的な中期計画と、ますます拡大する商品ラインアップにより、私達はこの成長の継続を確信しており、同時にとてもわくわくしています。
『テラ』が間もなく発売され、数々の賞を受賞した『ナバラ』は、現在、世界133の市場で販売されており、世界中でますます多くのお客様が日産のLCVを購入されています」
と語りました。
2017年、日産のLCVとフレームSUVのグローバル販売台数は、前年比7%増の907,929台でした。
新型「テラ」に関する詳細は4月に発表予定です。
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