2023年11月26日まで開催された中国での広州モーターショー。ホンダは広汽ホンダと東風ホンダの2社が展示ブースを設置し、e:Nシリーズ2台の市販モデルなどを発表した。なかなか気合いの入った出展内容を紹介!
文、写真/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生
【画像ギャラリー】次世代EV「e:N」シリーズ市販モデルやコンセプトが続々!【広州モーターショー2023】(13枚)画像ギャラリー■次世代のホンダEV、e:Nシリーズ2台の市販モデルが登場
e:NP2は広汽ホンダ、e:NS2は東風ホンダのブースで各々出展されたのだが、今回展示された市販モデルはホンダの次世代EV「e:N」シリーズ第2弾モデル。2023年4月の上海モーターショーでプロトタイプを展示したのに続く出展だ。
e:Nシリーズは2022年に販売がスタートしたe:NP1とe:NP1を皮切りに、中国市場でホンダが市販を予定しているBEV群のこと。これまでに2026年までの市販化を目指しているe:Nクーペやe:N SUVなどのコンセプトモデルを発表している。
まずは広汽ホンダのe:NP2。「新ジャンルEV」を打ち出しており、セダンとSUVの機能を融合したモデルで、セダンの緻密な運転制御とSUVの多様な使用シーンを併せ持ったクロスオーバーモデルに仕上げているという。
そのエクステリアは、フロントの光る「H」エンブレムを中心に貫通型のハンティングウイングヘッドライトとテールランプが外側に向かって放射状に広がる形状を採用。近未来的なスタイリングだとホンダでは説明している。
全体的にシャープでエッジの効いたボディフォルムと直線的なボディウェストラインがリアハッチにつながり、スポーティな雰囲気となっている。
また、東風ホンダのe:NS2は、広汽ホンダのe:NP2とは兄弟車の関係になるモデル。その差異はヘッドライトやフロントグリル、バンパー形状、リアコンビネーションランプの形状などにあるが、全体的なプロポーション2台とも2024年内の中国での販売開始を予定している。
■e:Nシリーズセダンのコンセプトも展示
また、広汽ホンダはe:Nシリーズのセダンモデルでシリーズ第4弾となる「e:N GTコンセプト」も出展。こちらはSUVやクロスオーバーモデルだったこれまでのe:Nシリーズとは違ったスタイルのセダンコンセプトで、全高が低く、クーペタイプのセダンであることが見て取れる。
エッジがバリバリに効いた直線基調のエクステリアデザインが特徴的なセダンコンセプトだが、中国市場では2025年に市販される予定だ。
コメント
コメントの使い方ホンダさんならBEVに進んでも面白くて手の届く価格のスポーツカーを出してくれそうなので、応援していますが
チャイナリスクだけは、目をそらさず真剣に対策して欲しいです。中国内で売り上げを伸ばしたら、
大量のEV墓場や環境汚染の責任を、メーカー側共同で尻拭いさせられる政策に巻き込まれかねません。