ダイキャストモデルにも挑戦
この数年後に模型業界の古くからの友人M氏がダイキャストで作ろうと協力してくれ念願のSS 6×4トラクタがモデル化されることになった。
設計は某超有名模型メーカーで設計をしていた大ベテランM氏。はたして素晴らしいモデルが登場した。フロントタイヤはもちろん大きく切れるように設計、カプラは重量物トラクタ独特の、いわゆる十字カプラで、前後左右に角度が可動するようにした。
キャブチルト、ドアは開かないのだが、開口部があるとどうしてもクリアランスを作る必要があり、隙間ができてしまう。ヒンジも大きくなってしまうということで今回もなしだ。
ホイールボルトが8本の時代だ。実車がマイナーチェンジした後、モデルもマイナーチェンジし、地味なところだが排気系変更や尿素タンク追加、サイドバーやリヤバンパーを変更、同時にホイールボルトも10本に変更した。
現行の三代目の登場は2017年だから、すでに5年も経っており、モデル化には遅いくらいだったが、内容を充実させるだけでなく、何よりも佇まいの良いモデルを目指した。いくら精密に設計しても佇まいがよろしくないモデルはけっこうあるのだ。
さて、基本シャシーは同じだが、細部にわたって新金型が奢られている。実車でも大きく変わったフロント回りをはじめとして、テールライト、これはSSとSHで異なるデザイン。プラッフォームのデザイン、排気チェンバーカバー、キャブバック、バックミラーも変更されている。
特筆すべきはインテリアだ。模型になるとほとんど見えなくなってしまうのだが、なんと足元のペダルまで再現してしまった。詳しくは写真で確かめてみてほしい。
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