フォルクスワーゲンの新型パサートを街でもよく見かけるようになった。ワゴン専用となったボディは確かに魅力的だが、いかんせん価格が高い(泣)。そこで注目なのが先代モデルの中古。今でも十分通用する見た目と優れた使い勝手を備えつつ、100万円ちょっとから手に入るぜ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】こっちの顔のほうがカッコイイという人も! 先代パサートをじっくり見て!(9枚)画像ギャラリー■先代パサートはEセグメントワゴンの完成形!
日本でも発売が始まった新型パサート。セダンを捨ててワゴン専用ボディとなり、全長はEセグメントの成長に合わせて4.9mまで拡大した。アップデートされた機能やモダンなたたずまいは確かに魅力的なのだが、いかんせん524万円~725万円という価格がちとハードルに感じる。
そこでここでは、つい半年前まで売られていた先代モデルに注目したい。先代モデルは2015年から2024年まで発売されたが、モダンパサートの完成形ともいうべき実によくできたクルマなのだ。
まずプラットフォームは、現代のフォルクスワーゲン&アウディの標準フロアともいえるMQB。オーバーハングを極力削ってロングホイールベースを実現しており、実際2790mmというタップリしたホイールベースを持つ。
ボディサイズだが、ワゴンは全長4770mm、全幅1830mm、全高1480mm。新型よりも140mm短く、20mm狭いが、日本の交通事情を考えると逆に扱いやすいサイズと言えるかもしれない。
エンジンもMQBに最適化されたダウンサイジングユニットがベース。たった1.4Lの直列4気筒ターボが1.5トンのボディを余裕で引っ張る様は、お見事というしかない。
いっぽうモアパワーを求める顧客にはそれなりのエンジンも用意されており、2L直噴ターボはゴルフGTIと同じ220ps/350Nmを発揮する。いっぽう2Lの直噴ディーゼルターボは190psというパワーもさることながら、400Nmという分厚いトルクが魅力だ。
もちろんワゴンとしての収納力は絶大。後席を活かした状態で650L、後席を倒せば1780Lという荷室容積は、BMW5シリーズやメルセデスEクラスといった当時の同クラスFR勢を上回る。
先進運転支援機能も各種満載されている。ACCや車線維持機能のレーンアシストはもちろん、歩行者も検知するプリクラッシュブレーキシステムや後退時に役立つリアトラフィックアラートなどが標準装備だ。
【画像ギャラリー】こっちの顔のほうがカッコイイという人も! 先代パサートをじっくり見て!(9枚)画像ギャラリー■買うなら2019~2020年あたりの個体が狙い目?
さて、こんな完成の域に達したともいえる先代パサートだが、9年間も作られたクルマだけあって中古車の価格帯も幅広い。2015~2016年といった初期型なら、100万円前後の個体を見つけることも可能だ。
とはいえ初回登録から10年を過ぎると車検が毎年必要となるため、ここはもう少し高年式モデルを選びたい。2019~2020年程度の個体ならば、走行5万km程度で220万~250万円といったクルマが見つかる。パサートの中古はディーゼルモデルが豊富なので、燃料代を節約したいという人にもおすすめだ。
というわけで、中古パサートのお得感がお分かりいただけただろうか。輸入中古車ファンにはぜひとも検討していただきたい!
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