オデッセイの中古車市場を調べると
現在、現行型オデッセイの中古車の流通台数は約815台で、緩やかな増加傾向となっている。
中古車の平均走行距離は3ヵ月前が約3.8万kmだったが、今月は約3.6万kmと若干減少。
これは走行距離の少ない高額な中古車が市場に出回ったことを示しており、平均価格は3カ月前の約228万円から約239万円へと上昇しているのだ。
もう少し長いスパンで平均価格の推移を見てみると、2019年1月の時点で約249万円だった平均価格は8月まで値落ちが続き最安値の約228万円となった。
しかし、ちょうど3カ月前の8月を底値にじわじわと値上がりが続き、現在は約239万円まで値を戻している状況なのだ。
過去には戻れないが、現行型オデッセイの中古車は2019年8月が買い時だったのだ。
ちなみに現行型アルファードの中古車の平均価格は3カ月前が約420万で、今月は410万円と車両本体価格が高いこともあり、はるかに高価格となっている。
また、2016年に登場したミニバンの人気モデル、日産セレナは3カ月前も現在も約258万円で、モデルが新しいこともありオデッセイよりも平均価格は高くなっている。
2017年代から値落ちしている
年式別に現行型オデッセイの値動きを見てみると、2013~2014年式の初期モデルは横這いで、2015年~2016年式が値上がり。
そしてハイブリッド車が追加された2016年~2017年式そしてマイナーチェンジ後の2017~2019年式は揃って値落ちしているのだ。
これは、値落ちしていた現行型オデッセイの割安感に気づいた多くのユーザーが、価格の安い現行型オデッセイの中古車を購入したことにより、平均価格が上昇しているという現象が今、起こっているということ。
現在、現行型オデッセイの中古車の価格帯は100万円以下の中古車もわずかに出回っていて、約79万~約478万円と非常に幅が広い。
しかも高価格帯の中古車流は走行距離10kmという新車未登録車も出回っている。そのいっぽうで予算200万円以下に絞って検索しても約240台もヒットするので、条件に合ったモデルを見つけやすい。
グレードの分布を見てみると、デビュー当初から販売されているガソリン車の2.4アブソルートと2.4アブソルートEX両グレードがともに約160台と多い。
しかし、2.0ハイブリッドアブソルートホンダセンシングEXパッケージが約80台、2.0ハイブリッドアブソルートEXホンダセンシングが約50台と流通台数が増えている。
運転支援システムであるホンダセンシング装着車に絞れば、2.4Lガソリン車より2.0Lハイブリッド車のほうが流通台数は多いくらいである。
オデッセイを買うならこれ!!
ハイブリッド車で最も流通台数の多い、2.0ハイブリッドアブソルートホンダセンシングEXパッケージの価格帯は約230万~約390万円で、200万円台前半で運転支援システムや快適装備が充実したホンダのフラッグシップミニバンが手に入るのである。
いっぽう、2.4Lガソリン車でホンダセンシングを標準装備しているグレードで最も多い2.4アブソルートEXホンダセンシングの価格帯が約239万~約390万円と同レベルとなっているのである。
走行距離はハイブリッド車のほうが延びているが、新車時価格の差がほぼ無くなっているのである。これならば、ハイブリッド車を積極的に狙うのが賢い選択と言えるだろう。
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