トヨタ 歴代平成クラウン中古車ガイド ! ゼロクラウンなら在庫も豊富

■トヨタ 11代目クラウン…ターボのアスリートは200万円超えの高値もアリ!

 ボディ剛性を上げるため全車が窓枠を持つ4ドアセダンとなり、スポーティグレードの名称は8年ぶりに「アスリート」となった。また2014年ぶりにターボエンジンも加わり、アスリートVには最高出力280psの2.5L直6ターボが搭載された。

11代目はDOHCターボを搭載したスポーティモデル「アスリート」が復活
11代目はDOHCターボを搭載したスポーティモデル「アスリート」が復活

●中古車購入ポイントは?
 流通量はまあまあ豊富で、ロイヤルが約60台、アスリートが約40台流通中。相場は前者が25万~70万円で、後者が30万~300万円。アスリートは280psの1JZターボエンジン搭載グレードを含めてフタ桁万円でもイケるが、良スペックな個体は100万円を超え、さらに高スペックな個体は200万円を超える。

 ロイヤルを狙う場合は、70万円前後の整備履歴優秀なノーマル車が狙い目となるだろう。またこの代に登場した「クラウン エステート」の相場は30万~150万円付近だ。

【トヨタ 11代目クラウン 中古車バイヤーズデータ】
・中古相場:約25万~300万円
・新車時価格:294.0万~469.0万円
・年式:1999年~2003年
・入手しやすさ:★★★☆☆
・中古車おススメ度:★★★☆☆

■トヨタ 12代目クラウン…「ゼロクラウン」の世代だと中古車数が増!

「ゼロクラウン」と通称された世代。エンジンやサスペンションといった主要コンポーネンツを刷新し、車台も新開発のNプラットフォームに変わっている。またエンジンは長く使われた直6に代わってV6のGR型に切り替えられ、スポーティなスタイリングも大きな特徴となった。

コンセプトやデザインを大きく変え、プラットフォームやサスペンション、エンジンを刷新。ラインナップはロイヤルとアスリートの2つ
コンセプトやデザインを大きく変え、プラットフォームやサスペンション、エンジンを刷新。ラインナップはロイヤルとアスリートの2つ

●中古車購入ポイントは?
 さすがにこの世代になると中古車の数も多く、ロイヤル、アスリートともに200台以上が流通中。相場はロイヤルが20万~90万円で、アスリートが20万~120万円。

 これといって機械的な弱点があるモデルではないが、初期型では20年落ち近くにもなる世代。各種センサー類などが寿命を迎えていることも多いため、走行距離ではなく「どれぐらい継続的に整備を受けてきたか?」を基準に選ぶべき世代だ。

【トヨタ 12代目クラウン 中古車バイヤーズデータ】
・中古相場:約20万~120万円
・新車時価格:330.8万~540.8万円
・年式:2003年~2008年
・入手しやすさ:★★★★☆
・中古車おススメ度:★★★☆☆

■トヨタ 13代目クラウン…中古車流通量は豊富でロイヤルは探しやすい

 外観は先代であるゼロクラウンのスポーティなイメージを踏襲しつつ、より曲線的でシャープなものに仕立てられた。この世代から専用3.5Lエンジンにモーターを加えたハイブリッドをラインナップ。4.5Lエンジン並みの走りと、2Lエンジンレベルの燃費が両立されていた。

12代目モデルを正常進化によってしっかりと熟成させて2008年に登場した13代目
12代目モデルを正常進化によってしっかりと熟成させて2008年に登場した13代目

●中古車購入ポイントは?
 流通量はロイヤル、アスリート、ハイブリッドともに豊富だが、ロイヤルは特に多いため探しやすい。相場はロイヤルが40万~180万円、アスリートが50万~200万円、そしてハイブリッドも50万~200万円といったところ。

 ハイブリッド車は10万kmを超えると必ずバッテリーがダメになるわけではないが、10万km超の場合は交換済み中古車を探すほうが安心はできる。ガソリン車は、過度なドレスアップがされているものは避けたほうが無難。

【トヨタ 13代目クラウン 中古車バイヤーズデータ】
・中古相場:約40万~200万円
・新車時価格:345.0万~724.5万円
・年式:2008年~2012年
・入手しやすさ:★★★★★
・中古車おススメ度:★★★☆☆

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