■バンとは一変、ワゴンは流通が少なめ!!
続いてはハイエースワゴン。ハイエースワゴンの中古車の流通台数は約925台でバンと比べると約1/3となっている。
平均価格は3カ月前が約320万円で今月は313万円とやや値落ちしている。流通台数は3カ月前の840台から920台と増加しているのが特徴だ。
年式別の中古車の分布を見てみると、ハイエースバンとは一変。
最も多いのは2019年の約300台だが、続いて多いのは2014年の84台、そして2012年式の70台とほとんどの年式で流通台数は100台以下となっている。
ただ、狙い目の年式はハイエースバンと同じで、盗難防止のイモビライザーが装備された以降の2013年~2014年式となっている。
そしてこの年式は3カ月で20万円以上の値落ち幅を記録していることがわかった。
2013年~2014年式のハイエースワゴンは約140台流通しており、最も多いグレードは約40%を占める2.7GLロングミドルルーフで、続いてこの4WD車となる。
ほぼハイエースワゴンの狙い目はこの2グレードに絞って良い。
2.7GLロングミドルルーフ2WD車の価格帯は205万~430万円で、平均走行距離も4.3万kmとかなり少なめだ。
一方の2.7GLロングミドルルーフ4WD車の価格帯は168万~450万円で走行距離は3.4万kmと少ない。
高価格帯はカスタマイズモデルだが、200万円で走行距離10万km以下の物件を手に入れることが可能だ。
ハイエースのライバルといえば、2012年に登場した日産NV350キャラバンだ。
ハイエースバンの狙い目年式に合わせて2013年式の中古車の価格帯を調べてみると58.8万~455万円。
一方のハイエースバンは86万~459万円と高い残価率を誇っている。
昔は拮抗していた人気も、現在ではハイエースとNV350キャラバンでは大きな差があり埋めるのは簡単なことではない。
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