バスマガジン Vol.127は12月20日発売!! 美しい写真と詳細なデータ、大胆な企画と緻密な取材で読者を魅了してやまないバス好きのためのバス総合情報誌だ!!
巻頭の[おじゃまします! バス会社潜入レポート]では、岩手県交通を特集。広大な岩手県の南側、約3分の2という広大なエリアで綿密なネットワークを展開、県民の重要な生活インフラとして機能している。さらに貸切やエアポートリムジンも大活躍している、超実力派の事業者だ。
続く特集は、バスの用品やパーツなどを開発している企業とアイテムを紹介する[バス用品探訪]。今回登場する富士サンケイトレードでは、なんとバスの交換用ヘッドライトをリリース。ベストセラーというドリンクホルダーにも新型が登場するなど、バス用品業界の詳しい話を聞いてきた。
そしてモノクロページの特集で注目していただきたいのが、[絶滅危惧種になっているアルピコのバス]。緊急特集としたこのページでは、これまで長野の山岳路を協力なトルクを発揮して大活躍していた、いすゞ・キュービックが激減〜絶滅の様相となったことがテーマ。あの16リッターのV8エンジンの咆哮が途絶えてしまうのは、あまりに寂しい。
そして後半カラーでは、本誌の強力な連載[終点の情景を求めて]に注目。今号は京都京阪バスの「猿丸神社」を訪ねる。歴史ある宇治の街を舞台にしたバスルートは、ちょっとした歴史絵巻の様だ。
■おじゃまします! バス会社潜入レポート『岩手県交通』
岩手県交通は盛岡市の盛岡駅前通に本社を置くバス事業者だ。盛岡都市圏の路線は、盛岡駅・盛岡バスセンターから放射状に広がっており、郊外に点在する住宅地、商業施設、医療施設、文教施設、観光施設をネットしている。盛岡市の中心市街地には130円均一料金で乗車できる、公共施設や観光スポットなどの循環バス「でんでんむし」を運行し、学生などに大好評となっている。
■ヘッドライトの交換で機能性の向上はもちろん、何よりカッコいい姿になる!!
いすゞエルガ、同エルガミオ・日野ブルーリボン、同レインボー向けデイライト付きプロジェクターLEDヘッドライトと、日野セレガ・いすゞガーラ向けプロジェクターLEDヘッドランプの取り扱いを行っている富士サンケイトレード。このアイテムは明るい視界の確保という実用面だけではなく、さりげなくドレスアップできるとして、バス事業者の間でちょっとした話題になっている。
■JR宇治駅を出発し、“宇治茶バス”で京都京阪バスの終点「猿丸神社」へ。
京都府の東部、滋賀県と接する宇治田原町は、全国的に知られた緑茶の産地。宇治駅と町を結ぶ京都京阪バスは、4~12月の土日祝日に、町内の古刹巡りに便利な宇治奥山田茶屋村線を運行する。また8~11月の土日祝日には、緑茶の創始者・永谷宗円の生家近くに立ち寄る「宇治やんたんライナー」も加わる。秋の1日、こんな歴史の上をバスで散策した。
■60年を超える歴史を持ち、いまも大活躍中の三菱ふそうローザの2代目第2期をカタログで見る
カタログは灯台の前に佇むローザを表紙として、カフェのテラスやビーチで楽しく休暇を過ごす若者たちをモデルに展開されている。車両のスローガンは「美しく」「力強く」「豪華に」。初代と比べてしっかりした造りとなったことや、“デラックスな”外観・車内の印象を強くアピールしているが、カタログの巻末には、移動販売車、歯科診断車、移動図書館といった特装プランが提案されていることに、やや時代を感じる。
■書籍情報
バス好きのための総合情報誌 『バスマガジン Vol.127』
講談社ビーシー/講談社刊
発売日:2024年12月20日
kindle配信日:2024年12月20日(予定)
判型:A4判:112ページ
ISBN-10:4065369797
ISBN-13:978-4065369791
定価:1,760円(税込)/kindle価格:1,595円(税込)
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