国産車には多くのスポーツモデルがラインナップされているが、中にはユーザーが「これはスポーツモデルなのか?」と悩んでしまうモデルも存在する。そんな判断に迷うスポーツモデルを国沢光宏氏がジャッジしつつご紹介する。
※本稿は2024年11月のものです
文:国沢光宏/写真:日産、トヨタ、マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年12月26日号
■日産 リーフNISMO(464万2000円)
なぜかNISMOは電池容量が少なくモーター出力(150ps)もリーフe+に届かない標準モデルがベース。リーフe+を買ってサスペンションを変更したほうが素敵なクルマになる。
ただ価格を見ると上手。e+よりずいぶん安く、標準の40kWhタイプと比べたら楽しい。とはいえ自分で買うのなら電池容量が60kWhと大きいe+を選ぶ。
・登場年月:2018年7月
・おすすめグレード:NISMO
・スポーツ度:★★☆☆☆
■トヨタ クラウンクロスオーバー RS(670万円)
RSが搭載する2.4Lターボハイブリッドは、システム出力349psという4L・NAエンジンくらいのパワーを発生する。しかもパドルシフト付き。乗るとカンペキにスポーツモデルです。ECOカーじゃあない!
なかでも車高アップした特別仕様車「ランドスケープ」は最高です。機会があればぜひ試乗してみてほしい。
・登場年月:2022年7月
・おすすめグレード:RS
・スポーツ度:★★★★☆
■マツダ MAZDA3 Xツーリング(396万4400円)
このクルマをスポーツモデルというか微妙。一番の「う~ん」が2LのSKYACTIV-Xエンジンである。フラットトルクなうえ、エンジン音は全域で濁っている。日本のユーザーって慧眼だからして、だから売れない。
ただ猛烈なマツダファンならうなりを上げる空振りモデル。乗っておくとヒーローです。
・登場年月:2019年5月
・おすすめグレード:Xツーリング バーガンディレザーパッケージ
・スポーツ度:★☆☆☆☆
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