電気自動車の普及は世界的に停滞気味だが、まったく止まっているというわけではない。配車サービス大手のウーバーもBEV導入に積極的で、トヨタUKは英国でウーバーから大量のBEVを受注したという。片岡英明氏とともにお伝えする。
※本稿は2024年12月のものです
文:片岡英明、ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年1月10日号
自動車の電化に力を入れるウーバー
トヨタ自動車の英国部門が、配車サービス大手のウーバーと提携。電気自動車のbZ4Xなど、1000台以上のトヨタ・レクサス車を10週間で販売する成果を挙げています。人気の理由は何でしょうか。
●片岡氏のコメント
トヨタUKは英国でウーバーと提携し、瞬く間に1000台を超える受注を記録したそうだ。ウーバーは2040年までに温室効果ガスの排出をゼロにする方針を掲げ、電動化を進めている。バッテリーEVはビジネスになるという狙いもあり、ウーバーはEVに力を入れているのだ。
燃費がよく故障も少ないプリウスは、英国でプライベートタクシーにも人気だが、今の注目車はbZ4Xやレクサスである。オーナードライバーだけでなく、ウーバードライバーの間でも人気上昇中だ。
bZ4Xが耐久性と信頼性に優れたトヨタ車であることに加え、特別な特典を与えたためである。ウーバーが打ち出したのは、最長10年間、または10万マイルの保証と最低70%のバッテリー容量を維持する専用保証だ。この特典も人気にひと役買っている。
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