月に200店のディーラーを回る遠藤徹氏。その遠藤氏が足で稼いだディーラーでの最新情報を毎回お届けするのがお馴染みの「地獄耳スクープ」。
今回は日産のe-POWER第2弾となるセレナe-POWER、新たなパワートレインを採用するワゴンRハイブリッド、さらに三菱の新型コンパクトSUVなどを遠藤さんの地獄耳がキャッチしました。
文:遠藤徹/写真:日産、スズキ
ベストカー2016年12月26日号
2017年度にセレナにも話題のe-POWERを搭載予定
日産は駆動力をモーターのみで行うセレナe-POWERの発売時期を、当初予定していた2017年2~3月から2017年度の4月以降に先延ばしする見込みです。
現在発売中のマイルドハイブリッド車の売れゆきが予想以上に好調に推移しているのと、e-POWERの燃費性能をさらに確かなものにするための手直しが必要との判断によるもののようです。
新しいパワートレーンはノートと同じ1.2Lレンジエクステンダーハイブリッド&リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムを採用しているようです。
ワゴンRにもフルハイブリッド採用で軽自動車に新たな風が吹く?
スズキは年内か来年早々にも主力軽ワゴンのワゴンRをフルモデルチェンジしますが、技術的な目玉のひとつとしてEV走行可能なフルハイブリッドの採用に踏み切る見通しです。
11月29日にはソリオに同パワーユニットを搭載した追加モデルを発売しましたが、同システムを軽自動車仕様にアレンジしたものになると思われます。
これまでS-エネチャージというモーターアシスト方式を採用してきましたが、こちらについてもソリオ同様に「マイルドハイブリッド」の呼称で売り出すものと思われます。
JC08モード燃費は従来モデルをさらに上回る35㎞/Lレベルの数値を実現しそうです。現行モデルは11月上旬現在で生産を打ち切りオーダーストップになっています。
三菱がコンパクトSUVを開発中
三菱自動車は来秋にも新開発のコンパクトクロスオーバーSUVを投入する方向で開発を進めているようです。
現行RVRの下に位置するコンパクトサイズのクロスオーバーSUVで、クーペ感覚のスタイリッシュなエクステリアデザインを採用します。
搭載するパワーユニットは新たに開発した1.8Lクリーンディーゼルが有力。2WD、4WDのラインアップとなります。以降はガソリンエンジンやPHEVユニット搭載モデルの投入も含めた開発を進めているようです。
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