2025年の現在、我々が愛する自動車は、劇的な変容を遂げていく途上にある。そこで、今から10年後の2035年に、「10年前(つまり2025年)に買っておいてよかった」と思えるクルマを5台、国沢光宏氏にチョイスしていただいた。
※本稿は2025年1月のものです
文:国沢光宏/写真:日産、マツダ、トヨタ、ダイハツ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年2月26日号
※日産 GT-Rは生産終了を発表しており、今回は選外とした
10年後の「自慢のタネ」すでに手元にアリ!
現在販売しているクルマのなかで一番の「あり得ないでしょう!」がフェアレディZである。なんといっても燃費酷いもんです。これだけでアウト。
さらに排気ガス基準だってクリアできまい。全開したら燃料冷却するためエミッション出しまくる。騒音規制は絶望的。遅くとも2027年くらいで生産できなくなる。生産台数少ないため、買えるウチにどうぞ。私は孫に引き継ぎます。
次がロードスター。燃費いいし、騒音も有利。NAなので排気ガス対策もやりやすい。とはいえエンジン車のまま販売できるのは数年程度。10年後には絶版確実だ。
ガソリン高騰したって燃費よく、税金だって高くない。2Lの幌は500万円以上になりそうだけれど、比較的リーズナブルな1.5LのベースグレードやNR-Aなんかお薦め。長く乗ることを薦めておく。
GRヤリスもコレクターズアイテムになるだろう。なんたって生産台数が少ない。現時点で世界3万5000台規模。いや、1.5Lエンジン車も混ざっているため、1.6Lターボはもっと少ない。武闘派のスポーツモデルとしては最後になること間違いなし。
絶版ということになればイッキに買いにくくなるだろうから、情報収集をしながら「生産停止」のウワサ出たらすぐオーダーを!
ランクル250とミライースは私の主観が少なからず入っている。ランクル250のような大柄の純エンジン車は絶版まで秒読み。いつ販売中止を決めてもおかしくない。生産台数は多いので、じっくり狙おう。
ミライースだけれど、ここにきて人気の兆しが出てきた。実際、いじって走りを楽しめる軽自動車ってミライースくらい。需要は出てくるんじゃなかろうか。
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