昨年はカー・オブ・ザ・イヤー受賞、他の新型車も軒並み好調、ついでに東京モーターショーも大成功…と、盤石の布陣でスキのない1年を送ったトヨタ。
【今年も一人勝ち?】 RAV4 カローラ アルファード!! トヨタの“強車”たち その強さの秘密と弱点は??(1月6日)では、“強いトヨタ”を代表する5台のモデルを取り上げ、盤石を誇るトヨタの強さの理由、そして弱点を探った。
2020年も、個々の個性も総合的な戦力も頭ひとつ抜き出た感のあるトヨタがさらに強力になってゆくことは、ほぼ確実なのかもしれない。
しかし、はっきり言ってそれでは面白くないのだ。2020年という、新しい時代の節目を予感させるこの年が、他メーカーにとってもターニングポイントとなることを期待して、一部分でもいい、盟主トヨタに勝っているクルマたちを集めてみた。
編集プロダクション『グラニテ』代表の池田直渡氏によるコラム「トヨタの独走に“待った”をかけるメーカーは現われるか?」も掲載!
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※本稿は2019年12月のものです
文:ベストカー編集部、池田直渡/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年1月10日号
■日産 GT-R
世界に誇る日本のスーパーカー。熟成も進み、今日本で一番走りがいいクルマかもしれない。トヨタが今からこのレベルのスーパーカーを開発することは採算があわないため、しないだろう。
■日産 リーフ
トヨタは作ろうと思えばすぐにでもEVを作れるだろう。だがしかし、リーフは10年の歴史と、年間2万台を超える販売実績がある。この販売規模を支えるリチウムイオン電池の生産体制、素晴らしい!
■スバル XV
インプレッサの最低地上高を上げてクロスオーバー化したような印象の都会派SUVで、C-HRなどと似たキャラかと思いきや、最低地上高を200mmと高めに確保。都会派SUVであってもちゃんと悪路走破性も確保したスバル、素晴らしい。
■スバル アウトバック
ワゴンボディでありながら200mmの最低地上高が与えられ、トヨタのワゴンにはない行動範囲の広さが自慢。週末をアクティブに過ごしたい大人に最適な一台。
■三菱 デリカD:5
50年の歴史を誇るデリカの現行型。2代目のデリカスターワゴン以降、高い最低地上高を与えられ、悪路も走れるミニバンとして日本ではオンリーワンの立ち位置を獲得している。現行型が搭載するエンジンは全車2.2Lのディーゼルターボ。
■スズキ ジムニー
トヨタであれば絶対に譲れないであろう快適性を犠牲にし、実用性とコストパフォーマンスにパラメーターを全振りしたクルマ。だがしかし、このデザインも大人気に!
■スズキ イグニス
クロスオーバーSUVでありながら重量は870kgと超軽量。コンパクトだが決して小さすぎるわけではない。マイルドハイブリッドを搭載して燃費よし。トヨタにはない上手さだ。
■スズキ スイフトスポーツ
これほど楽しいクルマを、こんなに安く作ってくれるスズキに感謝。東京モーターショーに力を入れるのもいいけど、こういう超高コスパなスポーツカーをトヨタには作ってほしいなぁ。
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