日本国内と海外の両方で販売されるクルマには、国内では目立たないが海外では人気の「外弁慶」的クルマが存在する。ここで紹介する6代目ホンダ CR-Vは、北米ではガソリン車はハイブリッドが展開されるが、日本では燃料電池車のみ!?
※本稿は2025年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ ほか
初出:『ベストカー』2025年4月10日号
海外ではガソリン車も販売されているのに……
CR-Vは、2024年時点で完全に海外での販売をメインにした車種として展開されていると言っていい。
初代モデルの誕生は1995年で、この時はシビックベースのクルマだったが、2006年発売の3代目からは車格が上がり、ボディも大型化されている。
その後は順次モデルチェンジが実施されているが、2016年にはいったん日本国内での販売が休止になり、代わりにヴェゼルにその座を譲っている。
そして、2018年には国内販売を再開するものの、2022年の6代目登場を機に再び国内市場から姿を消すことになる。
その間も海外での販売は継続され、好調な販売成績を記録しているのに……。
海外人気の理由はフォレスター同様に価格と内容のバランスが優れていることで、日本では少々大きく感じられるボディサイズも北米などでは問題にならないほど、いいサイズ感。
6代目CR-Vの国内販売は2024年に開始されているが、ラインナップは燃料電池仕様のe:FCEVのみであり、アメリカからの輸入車扱いになっている。
もちろん海外ではガソリンエンジンモデルやハイブリッドも展開されていて、国内のファンにとってはうらやましいかぎりだ。

















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