クルマのボディカラーはオーナーの好みが色濃く反映されるもの。とはいえ日本では下取り時に人気の高い、ホワイト(パール)、ブラック、シルバーが定番で、個性的なカラーは敬遠されがちというのが実際のところ。しかし過去にはかなり特徴的なボディカラーを採用していたモデルも存在しており、選ばれる率は低かったと思われるが、そのインパクトは絶大だった。今回はそんな奇抜なカラーを採用したモデルをご紹介しよう!!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】純正採用されていたのが信じられない奇抜すぎるカラーの国産車見てってよ!!(9枚)画像ギャラリー見る角度でカラーが変化する不思議な体験
初代ヴィッツ系のプラットフォームを使った派生車種は複数あったが、中でも若者をターゲットに生まれたbBは角ばったボディデザインと抱負なオプションパーツで人気を博した。
そんなbBに特別仕様車として「マジョーラ」及び「マジョーラII」というモデルが設定され、それぞれに特徴的なボディカラーが採用されていた。
日本ペイントが開発した、光の当たり方や見る人の位置によって色が変化する特殊塗料「マジョーラ」を採用したこの特別仕様車は、前者が「エメラルドスペクトラシャイン」という青系の、後者が「アガットスペクトラシャイン」というオレンジ系のマジョーラカラーとなっており、純正カラーとは思えないインパクトを与えていた。
ドラえもんと高級セダンの異色コラボ
14代目クラウンに設定された「リボーンピンク」と名付けられた特別仕様車に与えられたボディカラーは、その名の通り、ピンク色。当時のトヨタのCMで実写版ドラえもんシリーズが展開されていたこともあって、ドラえもんのどこでもドアの色をモチーフとしたものとされていた。
ピンク系のカラーはコンパクトカーや軽自動車には採用されたケースはあるものの、高級セダンに採用されるのは異例で、かなりのインパクトを与えてくれた。
なおそのあとに14代目クラウンには「空色」と「若草色」というカラーを持つ特別仕様車もリリースされている。
ホンダ車では珍しい蛍光グリーン
ホンダのSシリーズの系譜を受け継ぐモデルとして2015年にリリースされたS660。ミッドシップレイアウトのスポーツモデルという稀有な車種であったことから、当初からビビットなカラーも多く設定されていたが、2020年1月に実施されたマイナーチェンジ時に「アクティブグリーンパール」という特徴的なカラーが追加された。
ホンダとしてはエナジーグリーンパールという同系統のカラーが海外仕様のシビッククーペに設定されていたが、日本国内では初採用となり(カラーコードは異なる)、軽自動車でありながらかなり存在感のあるカラーとなっていたのだ。













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