ヨーロッパでは「ホットハッチ」と呼ばれる、スポーツ走行も可能なコンパクトハッチバック。歴史を振り返れば、ホンダ シビックRSは日本におけるホットハッチの先駆車だったとも考えられる。シビックRSからの日本ホットハッチの潮流を追ってみよう。
※本稿は2025年4月のものです
文:永田恵一/写真:ホンダ、スズキ ほか
初出:『ベストカー』2025年5月26日号
普段使いもできる手頃なスポーツモデル
手頃な価格とサイズのスポーツモデルという、ホットハッチのブームを開拓したのは初代シビックに1974年に追加されたRSである。
初代シビックRSは60馬力から76馬力に強化したエンジンを積み、当時の運輸省を刺激しないよう「RS=ロードセーリング」としたとも言われている。
ホットハッチは初代シビックRS以降ブームになり初代スターレット、1990年代までカローラ系&シビック&ミラージュの1.6L御三家などが揃い、沈静化後も波はあったが、スイスポを中心に現在も根強く存続中だ。

















コメント
コメントの使い方伝説的な、サイコーの車のひとつ。だからこそ一層、この良さが今のホンダに失われてしまっているのが悲しい