新車購入のタイミングで悩ましいのが、オプションの選択。なかでもカーナビについては、「純正カーナビをつけるか!? それとも後付けカーナビやスマホで済ませるか!??」と、誰もが一度は頭を悩ませるのではないだろうか。はたして、純正カーナビは本当に必要なのか、「純正カーナビ30万円」の価値と意義について考えてみよう。
文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_琢也 栂/写真:DAIHATSU、TOYOTA、NISSAN
【画像ギャラリー】動画配信コンテンツも対応!! 10インチのディーラーオプションカーナビを用意するダイハツ新型「ムーヴ」(18枚)画像ギャラリーいまやなくてはならないカーナビ ただルートガイドだけならスマホでも
いまやカーライフにおいてなくてはならないカーナビ。ルートガイドはもちろんのこと、到着時間の予測が出るので、筆者も常に活用している。
しかしながら、メーカーオプションやディーラーオプションのカーナビはとにかく高価。つい先日デビューしたダイハツの新型軽「ムーヴ」は、車両本体価格が税込135~189万円と、昨今、200万円超が珍しくなくい軽自動車において圧倒的な低価格を実現してきたが、ディーラーオプションのカーナビを付けるとなると、7インチのエントリーモデルで約15万円からで、7インチワイドモデルで約18万円から。10インチモデルとなると約35万円にもなる。エントリーモデルであっても、車両本体価格の10%ほどを占める価格だ。
これが、メーカーオプションで用意されているスマホ連携ディスプレイオーディオならば、6.8インチサイズで約7万円、9インチモデルだと約12.6万円と、カーナビの3分の1程度に抑えることが可能になる。ディスプレイオーディオもない場合は、ルートガイドが必要なときに、小さなスマホの画面でルートガイドを確認することになるため、運転中は特に見づらくはなるが、ルートガイドに困ることはないため、ディスプレイオーディオさえ不要と考える人も少なくないだろう。
純正はインテリアのおさまりがよく保証期間が長め また下取り時に有利という面も
しかしながら、いまも純正カーナビを選択する人は少なくない。とある自動車保険会社が行った調査によると、カーナビの装着率は約7割、そのうちの半数が純正カーナビを装着していると回答したという。
純正カーナビは、車両製造の過程で組み込まれるため、ディスプレイを通してナビ以外のさまざまなコントロールを行うことができ、昨今は、エアコンからオーディオ、リアビューモニター、その他車両設定まで、ほぼすべてのコントロールをディスプレイで行うクルマも増えている。また最初からデザインに含まれているため、インテリアとしての「おさまり」もよく、購入後の満足感は高い。
また保証期間が2〜3年と長めで、万が一故障した場合でも無償で修理してもらえるといった安心感もあるほか、下取り時にも純正ナビであることはプラスに働くことが多いというメリットも。メーカーオプションの場合、新車契約時にしか装備することができないため、あとで後悔することがないよう、(装備するかどうか)迷っても、結局は純正カーナビを選択する、というユーザーが多いようだ。





















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