ランドクルーザー誕生から71年! 東京アウトドアショーではトヨタ博物館所蔵のFJ40V&FJ60Vが美しくレストアされて登場。だけどトヨタGAZOO Racingが展開するヘリテージパーツも注目だ! なんとこれがライトや駆動系から修理書まで網羅!! 40系から順次拡充中だというのだ。
文/写真:雪岡 直樹
気づけばなんと70年超え!!
1951年(昭和26年)に販売が開始されたトヨタ・ジープBJ型。1954年(昭和29年)よりランドクルーザーという名称に変更されて以来、2025年現在で約71年という長きに渡って販売され続けている。
1955年(昭和30年)に20系へとモデルチェンジ。さらに1960年(昭和35年)に40系へとモデルチェンジが行われた。その後は 55・56系を経て、60系、70系、80系、100系、200系、そして現在の300系へと進化したのはご存知の通りだ。
千葉県の幕張メッセで6月27日〜29日に開催された東京アウトドアショーにおいて、トヨタGAZOO Racingのブースは40と60のランドクルーザーの展示を行った。
さすがは博物館展示車両! 最高級のレストア!
40ランドクルーザーは1974年製FJ40Vだ。綺麗にレストアされた40はトヨタ博物館に展示されている車両を、今回東京アウトドアショーに持ってきて展示している。
一方の60ランドクルーザーは1981年製のFJ60Vだ。この車両も綺麗にレストアされており同じくトヨタ博物館から運ばれて展示されている。
トヨタ博物館所有ということもあり隅々まで綺麗にレストアされているが、個人やショップレベルでここまでレストアしようと思うとパーツ探しの時点で相当苦労してしまいそうだ。
そんな苦労を少しでも軽減してくれるパーツが登場し始めている。それがトヨタGAZOO Racingが推進しているヘリテージパーツだ。
パーツ復刻の拡充!? 博物館並に動態保存できちゃう説!?
過去の名車かつ多くの方に愛されている車両のパーツを、新たに開発し販売をしている。ランクルでは40系を手始めに、60、70、80と順次対応車種とヘリテージパーツの拡充を行っている。
壁面にはすでに発売が開始されているパーツや、これから開発を進める予定のパーツが展示されていた。
ライトやウインドシールなどの経年劣化してしまう物や、ギアなどの駆動系パーツ、果てはグリルなどその開発パーツは多岐にわたる。乗っている方にとっては、トヨタ純正で新たなパーツが発売されるのは嬉しい限りだろう。
旧車維持勢にはうれしい! 復刻はパーツにとどまらない!?
さらに修理書や配線図集なども新たに作り直しているというから恐れ入る。ショップや一部のコアファンなら当時の修理書や配線図を所有しているかもしれないが、新たに旧型ランドクルーザーをメンテナンスしたいという方にとってはこれほど嬉しいパーツはないだろう。
トヨタGAZOO Racingではランクルだけでなく、さまざまな車種のヘリテージパーツの開発に続き、修理書や配線図、さらに当時のカタログの復刻などを行っている。
現代に蘇ったパーツで多くの旧車が復活する日も遠くないかもしれない。














































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