2025年5月に発表された新型トヨタ RAV4。投入されるミドルクラスSUVカテゴリーは多くのモデルが揃う激戦クラス。そのRAV4と競合するSUVたちはどんな魅力を持っているのか? ライバル9車の“買い”のポイントを片岡英明氏が解説。
※本稿は2025年6月のものです
文:片岡英明/写真:トヨタ、レクサス、スバル、日産、ホンダ、三菱、マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年7月10日号
※パワーユニット表記「Dターボ=ディーゼルターボ」、「MHEV=マイルドハイブリッド」
トヨタ ハリアー:内外装の見栄えも走りも上質さで一歩リードする
プレミアムクロスオーバーSUVブームの火付け役は、今も強い存在感を放つ。素性のいいRAV4と同じプラットフォームの採用に加え、スタイリッシュだし、インテリアの質感と見栄えも一歩上をいく。
2.5Lのハイブリッド車は燃費がよく、2.5LのPHEVはパンチの効いた力強い加速も楽しめる。2Lのガソリン車の実力も平均点が高い。
●トヨタ ハリアー(5段階評価)
・動力性能:5
・オンロード性能:5
・オフロード性能:4
・質感の高さ:5
・コストパフォーマンス:4
スバル フォレスター:新型は走りの質感が大幅アップし燃費も向上
水平対向エンジンを積む個性派SUVの6代目はストロングハイブリッドを主役に据え、先進安全装備も充実させた。力強い加速に加え、実用燃費と快適性も向上している。
舗装路での気持ちいい走りに加え、機械式シンメトリカルAWDにXモードも搭載するから悪路の走りも非凡だ。1.8Lの直噴ターボはキレのいい走りを披露する。
●スバル フォレスター(5段階評価)
・動力性能:5
・オンロード性能:5
・オフロード性能:5
・質感の高さ:4
・コストパフォーマンス:3
日産 エクストレイル:質感の高い力強さにあふれた走りを実現
4代目は発電用エンジンに可変圧縮比の1.5L・3気筒ターボを用いた第2世代のe-POWERを搭載する。自慢は、モーター感覚の強い痛快な加速フィールと市街地での良好な燃費だ。
2WD(FF)もあるが、主役は優れたトラクション能力を誇る2モーターと電制ブレーキによる4WDのe-4ORCE。3列シート仕様を選べるのも魅力だ。
●日産 エクストレイル(5段階評価)
・動力性能:5
・オンロード性能:5
・オフロード性能:5
・質感の高さ:4
・コストパフォーマンス:3
ホンダ ZR-V:ハンドリングはスポーティで爽快!
迫力ある顔立ちで、2WDと4WDを設定する。1.5Lの直噴ターボもあるが、主役は2Lエンジンに2モーターのe:HEVだ。滑らかで上質な加速フィールを身に付け、実用燃費も良好。ハンドリングもスポーティで爽快だ。
●ホンダ ZR-V(5段階評価)
・動力性能:4
・オンロード性能:5
・オフロード性能:4
・質感の高さ:4
・コストパフォーマンス:4































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