2025年5月に発表されたばかりの新型RAV4。発売も年度内が予定されていることからその注目度も高い。そうなってくると気になるのはやはり中古事情。現行のRAV4は2018年登場、国内では2019年より発売。果たして2025年7月現在では、どのような状況になっているのだろうか!?
文:小鮒 康一/画像:トヨタ、ベストカーWeb編集部
発表新型RAV4! 国内販売も2025年度内だ!
乗用車系のプラットフォームを使用して作り上げられたクロスオーバーSUV。今ではスポーツカーメーカーや超高級車メーカーであってもラインナップするほど、世界的に人気のジャンルとなっているのはご存知の通り。
そんな乗用車ベースのクロスオーバーSUVの元祖とも言えるのが、1994年に初代モデルが登場したトヨタRAV4だ。
日本でも爆発的なヒットを記録したRAV4だったが、代を重ねる毎に北米市場を意識したモデルになったことで、一時は日本での販売が終了するほどとなってしまったが、2018年に日本での販売を再開すると、クロスオーバーSUVブームも手伝って一躍大人気車種となった。
そして2025年5月には通算6代目となる新型がワールドプレミアされ、日本では2025年度内の発売がアナウンスされた。
純ガソリンモデルがなくなって値上がり待ったなし!?
そんな新型が発表となったRAV4は、「CORE」、「ADVENTURE」、「GR SPORT」の3つのスタイルが用意される。
パワートレーンは「ADVENTURE」にハイブリッド、「GR SPORT」にプラグインハイブリッド、そして「CORE」にはハイブリッドとプラグインハイブリッドの両方が用意されるとアナウンスされている。
つまり新型RAV4は全車が電動パワートレーンとなり、純然たるガソリンモデルは用意されないということになる。
現行型のRAV4には2Lガソリンモデルが存在し、最安値の323万7300円からという価格になっているが、次期型でガソリンモデルがなくなるとくれば、スタート価格が上昇するのは必至。
そこで注目したいのが現行型の中古車だが、実は現行型RAV4の中古車は人気が高く、最も安い部類の物件でも乗り出し200万円をギリギリ切るかどうかという状況をキープしているのだ。
あまり中古車としての旨味はない!?
もちろん中古車なのでこの価格帯のものでも走行距離は7万~10万km超。年式もデビュー年に近いものとなっているため、中古車としての旨みはあまりないとも言える。
逆に登録済未使用車のような物件もお買い得感はあまりなく、新車を購入するのとあまり変わらない価格で売られているので、こちらも即納されるという点以外のメリットがない状態となっている。
そう考えると現行型を狙うのであれば、新車で注文するのが一番満足度が高いと言え、逆になるべく安く中古車を購入したいと考えているのであれば、新型が登場して旧型の価格が落ち着いたタイミングで狙うのがベストではないだろうか。

























コメント
コメントの使い方