三菱のスーパーハイト軽ワゴンとして、登場するや否やメーカーの予想を上回るほどの人気車種となったデリカミニ。このモデルはデリカのイメージを落とし込んだモデルだが、実はeKクロススペースのマイナーチェンジ時に追加されたもの。つまり、マイナーチェンジで大ヒットしたわけだが、デリカミニ以外にもそのような例は少なくない。今回はそんなマイチェンで成功したモデルをご紹介しよう。
文:小鮒 康一/画像:三菱、スバル、日産、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】S14や2代目インプは顔が変わって人気が出た!? ノートはそこじゃなくてe-POWERで人気に? マイチェンが功を奏したクルマたち! (28枚)画像ギャラリー二度も顔が変わったスバル インプレッサ(2代目)
スバルのコンパクト~ミドルクラスの新規車種として、1992年に初代モデルが登場したインプレッサ。往年のファンからすれば、WRCに参戦していたラリーカーのベース車としても知られる存在だ。
そんなインプレッサは、2000年8月にフルモデルチェンジを実施。ここでヘッドライトを個性的な丸型ヘッドライトとしたのだが、残念ながら評判が良かったとは言い難く、2002年11月の改良のタイミングでいわゆる“涙目”と呼ばれるヘッドライトへと一新し、人気を回復することとなった。
それだけでなく2005年6月には、当時のスバル車に採用されていた“スプレッドウイングスグリル”を用いたフロントマスクとなり、ヘッドライトもシャープな“鷹目”と呼ばれる形状となったことで更なる人気を獲得するに至ったのだった。
e-POWERが搭載されたのマイチェン後!な日産 ノート(2代目)
今では日産を代表するコンパクトカーとなったノート。しかし2代目の前期型まではスーパーチャージャーモデルは存在していたものの、マーチとの差別化がイマイチハッキリしない存在となっていた。
そんな2代目ノートは、2016年11月のマイナーチェンジのタイミングで、新たなパワートレーンである「e-POWER」を追加。これはエンジンで発電してモーターで走行するというシリーズ方式のハイブリッドシステムだが、“電気自動車の新しいカタチ”というキャッチコピーで多くのファンを獲得。
その結果、日産車としては30年2か月ぶりに月間販売台数1位を記録するなど、圧倒的な人気を獲得することとなったのだった。
日産 シルビア(S14型)
今では貴重なFRクーペとして新車時を上回るような価格で取引されることも珍しくなくなってきている日産シルビア。中でも1988年に登場した5代目のS13型から最終型のS15型まではチューニングのパーツやノウハウも豊富であることから、ドリフト系ユーザーを中心に高い支持を集めている。
しかし1993年10月に登場した6代目のS14型は、デビュー時は3ナンバーボディに拡大されたことと、曲線基調の前後ランプ類などの評判がイマイチで、旧型のS13型の中古車価格が上昇するといった現象まで見られたほど。
そこで日産は1996年6月のマイナーチェンジでヘッドライトをシャープな“ツリ目”に変更し、テールランプのデザインも変更することでイメージを一新し、人気を回復することに成功したのだった。































コメント
コメントの使い方なぜシルビアだけ”S14”と型式で表記するのでしょうか?
本文中のノートも”E12”、インプレッサも”GDB”と型式で表記して下さいよ
調べるのにそんなに時間かかるの?